私が選ぶ...キュンとくる名曲15選!!
過去から現在に至るまで、名曲と呼ばれる楽曲は数え切れないほどあります。コンセプトは胸にキュンとくる感じの曲。または泣ける曲。1970年代から2000年代まで幅広く集めてみました。私の心というか、日本人の琴線に触れる楽曲というものは、独特の旋律が散りばめられていると思います。ここでは、私の独断と偏見で『キュンとくる名曲』をセレクトしてみたいと思います。
#1
Missing (久保田利伸)
1986年の作品。アルバム「THE BADDEST 〜Hit Parade〜」に収録。
日本人離れした歌唱力の高さは傑出している。R&Bの要素を多分に感じさせるダンサブルな楽曲の数々は強烈な輝きを放っていて、聴く人の心を惹きつけてやまない。静かな、そして鈴の音のような最初の一音から、すでにこの楽曲の世界観が始まっている。張りのある歌声が夜空に響く感じがして仕方がない。こんなに美しい楽曲があるのかと、当時私の心は鷲掴みにされたのだ。歌詞も切々と心に響き、サビからのハイトーンへの展開が美しすぎる。作曲家としての才能も秀でていて、名曲中の名曲。初めて名前を目にしたのは、男性トップアイドルの歌唱時の楽曲テロップの"作曲"者名だったと思う。そしてデビューシングル曲を聴いたときは、歌の上手さに衝撃を受けた。天性の才能。
Missing
●収録アルバム『THE BADDEST〜Hit Parade〜PR』
#2
M (プリンセス・プリンセス)
1989年の作品。シングル「Diamonds」のカップリング曲で、アルバム「LET'S GET CRAZY」に収録。
ガールズバンドの先駆けとして大人気だった伝説的バンド。ピアノの単音旋律のような最初の一小節から惹き込まれる。シンプルなメロディーラインと素直さが際立つ歌詞は、名曲の一つの要素かもしれない。このおとなしめのバラードは上述したMissingと並んで秀逸で、私の胸にキュッとくるものがあるのだ。そして、鼻の奥がツンときてしまう名曲だ。バンドとしてのクオリティの高さは、デビュー時から変らず既に完成されていたように思う。ロックバンドの発表するバラードには共通してモノがあるような気がする。ポップな乗りの楽曲と染み入るバラードの両輪を持つバンドは、ほぼ間違いなく成功しているのではないだろうか。
M
●収録アルバム『LET'S GET CRAZYPR』
#3
少年時代 (井上陽水)
1990年の作品。シングル曲として発表。アルバム「ハンサムボーイ」に収録。
この歌詞の瑞々しさはどこから来るのであろうか。いつも不思議に思う。独特の言葉(風あざみ、宵がかり等)が季節感を瞬時に感じさせている。どこか懐かしく自分の子供時代を思い起こさせるメロディも素敵だ。古き良き時代の世界観と、当時の純な心情に連れて行ってくれる名作。メロディーに漂う清々しさと懐かしさは、誰にでもあった少年・少女時代を蘇らせる。情景描写も見事で、頭の中に子供の頃無邪気に遊んでいた場面がありありと映し出されるのだ。陽水さんの歌声だからこそと思うのだが、カバーされた楽曲も本家本元が素晴らしいのでより輝きを増しているのかもしれない。
少年時代 (Remastered 2018)
●収録アルバム『ハンサムボーイ (Remastered 2018)PR』
#4
未来予想図Ⅱ (DREAMS COME TRUE)
1989年の作品。アルバム『LOVE GOES ON…』にて発表・収録。
高校時代に吉田美和さんが作ったとのことなのだが、早くもその才能を開花させているのが分かる。若い頃の純なキモチを綴った歌詞に、見事なまでに構築されたメロディーワーク、そして何といっても吉田さんの高いクオリティの歌唱力が溶け合っていて、素晴らしいの一言。イントロから泣きモードに突入。やはりどこか懐かしさを感じさせるのだ。そして何年経っても色褪せない。まさに『若き日』の、若かりし頃のまっすぐな気持ちを思い起こさせる名曲。中村正人さんがどこかの番組で、吉田さんからメロディーが出てくるのが一番いいという主旨の話をしていた。中村さんの作曲した楽曲ももちろん素敵なモノばかりなのだが、メインボーカルの吉田さんの才能を十二分に理解している発言かもしれない。
未来予想図Ⅱ
●収録アルバム『LOVE GOES ON …PR』
#5
TSUNAMI (サザンオールスターズ)
2000年の作品。シングル曲として発表。アルバム「バラッド3 ~the album of LOVE~」に収録。
TBS系バラエティー「ウンナンのホントコ!」内の「未来日記Ⅲ」のテーマ曲でダブルミリオンを記録。当時、この番組をリアルタイムで見ていて、すぐに"いい曲だなぁ"と思った。桑田佳祐さんの切ないラブバラードの旋律は私の琴線に触れてくるの。耳と心に残るサビの歌詞とメロデイーライン、桑田さんの哀愁を帯びた歌声、これらが混ざりあって壮大な世界観が広がっている。名曲に他ならない。桑田さんのメロディは日本人が感じるツボみたいなモノを押さえているような気がするのだが、まさにこの楽曲はその真骨頂。日本レコード大賞受賞曲だが、当然な気がする。
TSUNAMI
●収録アルバム『バラッド3 ~the album of LOVE~PR』
#6
長い間 (Kiroro)
1998年の作品。デビューシングル曲として発表。アルバム「キロロのいちばんイイ歌あつめました」に収録。
初々しさと完成度の高さを感じる楽曲。高音域を軽く伸びやかに出す歌唱力の高さに感嘆。想いを寄せる気持ちを、瑞々しい歌声で切々と歌唱。純な気持ちを思い起こさせるメロデイーライン。サビの歌詞は、多くの人の共感を呼ぶであろう表現で埋め尽くされ強く魅かれる。メロデイーとボーカルの歌声の色合いが輝いているのだ。昔何かの番組で、ラジカセで多重録音して曲作りすると言って再現していたところを見た記憶があるのだが、まさに"才能のかたまり"。この楽曲のもつテイストが好き。玉城千春さんが作詞ですが、私の記憶が確かならば、玉城さんの友人のお姉さんの結婚式のために作った曲だったと思う。イントロのピアノの旋律は美しさと素直さを感じさせてくれる。サビの歌詞は「本音の気持ち」を歌っていて、心に響いてくるのだ。名曲。
長い間 [Remastered]
●収録アルバム『キロロのいちばんイイ歌あつめました(リマスター盤)PR』
#7
最後の雨 (中西保志)
1992年の作品。シングル曲として発表。アルバム「It's only a Ballade」に収録。
とても美しいアレンジとメロディー。主人公のストレートな想いの言葉は、澄んだ歌声に乗って心の奥底に突き刺さってくる。硬質な歌声も魅力的。骨太な楽曲。恋の終わりの理由は一つなどではないのかもしれない。こちらの気持ちが"小さな風船"のときに、向こうは"大きな風船"、こちらの風船が大きく膨らんできたときには、向こうは小さくしぼみ始めている、そんな感覚。2つの風船が同じくらいの大きさでいるとき、幸せがそこにあるのかも。あまり「こぶし」を回さないストレートな歌唱が、心にグッと突き刺さってくるのだ。大人の男性のラブバラードの傑作だと思っている。
最後の雨
●収録アルバム『It’s only a BalladPR』
#8
いい日旅立ち (山口百恵)
1978年の作品。シングル曲として発表。アルバム「GOLDEN☆BEST 山口百恵 コンプリート・シングルコレクション」に収録。
当時の国鉄のキャンペーン「DISCOVER JAPAN(美しい日本と私)」のテーマ曲として使用され、CMでもよく流れていた。日本中を旅するというコンセプトから哀愁を帯びた楽曲になっていると思う。作詞作曲の谷村新司さんの本領発揮。どこか懐かしく感じるメロディーとシンプルだけど切なげな歌詞は頭から離れないのだ。そして追随を許さない歌唱力には感服。21才の引退まで、全力で駆け上っていった軌跡の後半の作品であるが、徐々に少女から大人の女性に変わっていく様をリアルタイムで見ることができた幸せ。そして名作。谷村さんのセルフカバーを聴いたときも素晴らしいと思ったのだが、やはり百恵さんの歌唱が頭に焼き付いて離れない。
いい日 旅立ち
●収録アルバム『GOLDEN☆BEST 山口百恵 コンプリート・シングルコレクションPR』
#9
卒業写真 (松任谷由実)
1975年の作品。ハイ・ファィ・セットのデビューシングルとして荒井由実時代に提供した楽曲。後にセルフカバーをしている。アルバム「日本の恋と、ユーミンと。」に収録。
後世に残る名曲中の名曲。もはや説明は不要だろう。この曲を聴くと自分の青春時代をほろ苦く思い出す。その情景の色はセピア色に間違いない。今では他愛のないことでも、当時はドキドキしたりしていたこと。懐かしさが押し寄せてきて堪らない。そして青春ならではの、胸にキュッとくるメロディーと歌詞により懐かしさの極致を体感できてしまうのだ。仮に純な恋愛や失恋を経験していなくとも、疑似体験したような感じさえする。青春の真っ只中の時は、苦しかったり辛かったりするものだが、大人になり振り返ってみればそのほろ苦さも忘れられない大切な思い出になっていたりするのだ。
卒業写真
●収録アルバム『40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。PR』
#10
逢いたくていま (MISIA)
2009年の作品。シングル曲として発表。ドラマ主題曲。「Super Best Records -15th Celebration-」に収録。
TBS系ドラマ「JIN-仁-」の主題曲。ドラマのストーリーに沿うかのような歌詞と素晴らしいメロディーは、様々なシーンを私の頭の中に蘇らせる。そして高音域の情感たっぷりの歌声はまさに魂の叫びに通ずるものがある。声量の無尽蔵さは有名なところであるが、低音域から高音域までの幅の広さをものともしない。心を揺さぶられ感涙必至。ドラマの出来が素晴らしいときは、その要因の一つが主題歌だったりする。それと同じで楽曲だけでも十分に感動するのだが、ドラマのストーリー性と相まってより高い次元での「心の震え」を体感したことを思い出す。完結編の平井堅さんの主題曲も素晴らしいの一言。
逢いたくていま
●収録アルバム『Super Best Records-15th Celebration-PR』
#11
Alone (岡本真夜)
1996年の作品。シングル曲として発表。アルバム「RISE I」に収録。
主人公の切ない心情を映す歌詞が、ゆったりとしたメロデイーの浮船に乗っかっているかのよう。鼻の奥がツンとなる感じ。伸びやかでありながら"ささやく"ようにさえ聴こえる歌声がなんともいえない。サビからのメロディー展開は哀愁を感じさせる要因の一つかと思う。シンガーソングライターとしてのチカラを存分に発揮していると思うのだ。高音域でのファルセットになるかならないかの声質は、聴く者の心を鷲掴みにするようだ。恋愛ソングとしても私の中にいつまでも残っている珠玉のバラード。ちなみに中山美穂さんの「未来へのプレゼント」は彼女の提供曲。
Alone
●収録アルバム『RISE IPR』
#12
遠くで汽笛を聞きながら (アリス)
1976年の作品。シングル曲として発表。アルバム「アリス・ザ・ベスト 〜遠くで汽笛を聞きながら〜」に収録。
この哀愁感たっぷりのサウンド・メロディー・歌詞すべてに衝撃。何故か泣きたくなる、そんな一曲。心に染み入り刻み込まれている楽曲。歌詞の中の主人公になったような気がした。最初に聴いたのは高校生の頃だったろうか。大晦日が終わった深夜に放送していたフジテレビ系の「19XX」という、当時の世相と楽曲を組み合わせた番組の中で流れていたと思う。胸をわしづかみにされた気持ち。歌詞もイイ、メロディーもイイ、アレンジも最高。どこか郷愁を誘うこの楽曲の持つチカラ。名曲。
遠くで汽笛を聞きながら
●収録アルバム『アリス・ザ・ベスト ~遠くで汽笛を聞きながら~PR』
#13
旅姿六人衆 (サザンオールスターズ)
1983年の作品。アルバム「綺麗」に収録。
サザンのバラードはどれも傑作揃いで、楽曲としてのクオリティも高い。そんな中の一曲。単音ピアノのイントロは静かな中にも泣きたくなる旋律で印象的。一定のリズムを刻むのが心地いい。桑田さんの歌唱もチカラが入っている気がする。哀愁を感じさせるメロディーワークと歌詞は、間奏のエレキアレンジとともに見事。フジテレビ系ドラマ「季節はずれの海岸物語」で頻繁に流れていた気がする。いつも男の別れのシーンだった気がするからか、悲しくも切なくもあり、郷愁に誘われるのだ。初めて聴いたときの衝撃は忘れられない。シングルではないが名作。
旅姿六人衆
●収録アルバム『綺麗(リマスタリング盤)PR』
#14
青春の影(チューリップ)
1974年の作品。チューリップのシングル曲だが、後に財津和夫さんがセルフカバーしている。アルバム「財津和夫 ゴールデン☆ベスト」に収録。
言わずと知れた名曲なのだが、シンプルさゆえに余計に心に染み入りる。率直な歌詞とどこか哀愁を誘うメロディー、聴かせるアレンジ、温もりのある歌声、すべてが秀逸。多方面のメディアで使用されていると思うが、それは心に残る楽曲の証なのではないだうか。男女の関わりを歌ったモノであるが、大きな世界観を持った楽曲だと思う。心に染み入る歌詞なのだが、なかかな書けない言葉の数々だ。いつの間にか知っていた、私にとってそんな楽曲。
青春の影
●収録アルバム『財津和夫 ゴールデン☆ベストPR』
#15
LOVE LETTER (槇原敬之)
1996年の作品。アルバム「UNDERWEAR」にて発表。後にアルバム「SMILING GOLD 〜THE BEST & BACKING TRACKS〜」に収録。
「こぶし」をつけないストレートな歌い方と強烈な個性的メロディーは人の心を惹きつけてやまない。これはカーペンターズのカレンの歌い方に影響を受けているとある番組で語っていた。そして、これまでの歌謡曲の歌詞とは異なる"新しい詞"の世界を感じさせてくれたと思う。この楽曲は電話会社のCMソングだったが、"いい楽曲"。彼が大ヒット曲で世に出てきた時は衝撃だった。ありふれた日常生活の描写の歌詞やオリジナリティ溢れる旋律は斬新そのものだった。この楽曲はどこか切なげで、ほろ苦い記憶を思い起こさせられる。また、こぶしを回さず"真っ直ぐな"歌声が、私の心に響気渡った。サビの歌詞には、当時の私の恋愛体験からも大いに共感。
LOVE LETTER
●収録アルバム『SMILING GOLD〜THE BEST & BACKING TRACKS〜PR』
番外編#1
Story (AI)
2005年の作品。シングル曲として発表。アルバム「MIC-A-HOLIC A.I」に収録。
励ましのメッセージソングとして私の中に刻まれている。この楽曲発売当時は、病気によりメンタル的に相当参っていたときだったので、一日中ずっと聴いていたことがあった。そんな思い出とリンクしている楽曲ゆえに、聴くと涙ぐむ気持ちが湧いてきて、励まされたことを思い出す一曲。率直な歌詞がたまらなくいいと思う。バラードと読んでいいのか迷うところなのだが、私にはバラードとして入って来たのだ。メロディーと類まれな歌唱力は圧巻。
Story
●収録アルバム『MIC-AーHOLIC A.I.PR』
番外編#2
LAST LULLABY FOR YOU (織田哲郎)
1983年の作品。アルバム「VOICES」にて発表。アルバム「GROWING UP 1983-1989」に収録。
まさにバラードの王道といった感じのある名曲。スローテンポで流れるメロディーワークは織田さんのもう一つの真骨頂かもしれない。歌詞の情景描写も目に浮かぶ感覚でどこか哀愁を誘う。あの魅力的な歌声とともに泣きのツボを押さえたメロデイーラインは秀逸。初めて聴いたときの感動を忘れることが出来ない。どこかで聴いたことのありそうな、でも初めて聴いたモノのような、とにかく私のツボに入ってしまっている名曲。
LAST LULLABY FOR YOU
●収録アルバム『GROWING UP “1983〜1989”PR』
番外編#3
ラストシーンに愛を込めて (中山美穂)
1987年の作品。フジテレビ系ドラマ「おヒマなら来てよネ!」の最終回の最終シーンで流れた名曲。「VIRGIN FLIGHT '86 MIHO NAKAYAMA FIRST CONCERT」に収録。倉橋ルイ子さんのカバー。
鈴木キサブローさんの作曲だが、初めて聴いたときからこの楽曲の虜になっている。素敵な楽曲だ。ドラマのラストシーンにまさに流された「ラストシーンに愛を込めて」だった。ドラマの収録中、過労から入院を余儀なくされたため、1話分は出演者たちの特別番組で乗り切った(このとき美穂さんは電話では出演した)。一人二役だったので、過密スケジュールだったのだと思う。無事に最終回を乗り切ったこともこの楽曲に込められている気もする。撮影終了後に、相手役の松村雄基さんから花束を渡されて涙ぐむ彼女の姿が忘れられない(15秒くらいのシーン)。名曲。
『あの楽曲が入ってないじゃないか』というご批判を承知で選んでみました。楽曲というものは面白いもので、聴いていた時代にタイムスリップさせてくれます。思い出とリンクしているとも言えましょうか。その時の場面がまざまざと思い起こされるのです。時代の空気感や自分の心の動きさえも蘇ってくるもの。やはり『心のアルバム』と言えると思います。恋愛しているとき、失恋したとき、落ち込んでいるとき、その時々に寄り添ってくれた楽曲というものは、すべて「キュン」となるモノなのかもしれません。今後も、そうしたより多くの楽曲に出逢えることに期待しています。
「キュン」とくる定義は難しいです。初めは「泣ける曲」という括りで考えていましたが、段々泣くとは違う表現を探して 「キュン」に落ち着きました。キュンと言えばY.M.O.の「君に、胸キュン。」が真っ先に思い出されます。こちらはウキウキ感のあるリズムとメロデイーだったと思います。この「キュン」は、悲しい、哀しい、懐かしい、感動など、いろいろな気持ちの有り様を表現できます。あまり難しく考えず、聴いて心が動かされた楽曲こそが、私が名曲と感じるものだと思っています。
私は音楽的なこと(コード進行など)は分かりません。ただ、泣けてきそうな楽曲には共通するモノがあるのでは思っています。歌詞に心打たれるのか、メロディーが染み入るのか、アレンジに引き込まれるのか、歌声に魅了逸れるのか、様々だと思っています。胸に響く名曲はどれもこれらの要素が相まって、一つの楽曲としてストンと自分の中に入ってくるのだと思うのですがどうでしょうか。
- SUMMER SELECTIONS (杉山清貴)
1990年のベストアルバム。シングル曲、アルバム収録曲など全16曲を収録しています。アルバムタイトルを想起させる夏色の名曲たちを収めた一枚。すべてに通底しているのは、"ザ・爽やかさ"と言っていいと思います。どれも軽快で心地いいハイトーンが耳を包み込んでくる感じ。作曲家としての才能も充分に発揮されており、名盤。追記:この楽曲のシングル版のジャケ写のカッコいいこと、この上ない。
- さよならのオーシャン
1986年のソロデビューシングル曲。重厚感いっぱいのイントロサウンドが華麗。エレキのキレが印象に残ります。透明感のある歌声が涼やかながらも、サビではパワーあるハイトーンが響き渡っています。アレンジワークも格好いい。高低音域を自由自在に行き来する安定した歌唱力に脱帽と感動。
私の青春は、これらの楽曲抜きには語ることができない。それほど影響を受け、その楽曲たちとともに青春を過ごしてきたのだ。レコードではなく、初めて買ったCDもソロデビュー曲だった。私の音楽の好みのテイストも、元をたどればここに行き付く。ジャケットスーツにサングラスがキマッていて、大人になったら絶対に真似しようと心に決めた記憶。