ネット銀行に口座を開く!!
ネット銀行を始めたキッカケ...
既存の銀行とネット銀行との最も大きな違いは「通帳」がないことです。私にはこれがとても不安でした。ネット上で履歴を見たり印刷できたりするので、本来的にはそんなに大きなことではないのかもしれません。ただ、銀行印(銀行に届けている印鑑)で通帳を作ってきた世代にとって、何か漠然とした不安感があったのだと思います。ただ時代とともにネットショッピングなどをやり出すと、そのメリットの方が大きく感じられてきたのも事実。
そうした流れで、いろんなネット銀行を調べまくりました。そして初めは一つだけ口座を開設しました。既存の銀行も今ではネットバンキングがありますので、あまり相違はないと考えだしました。使い出すとその便利さを実感し、いろいろな用途で使用するようになったのです。
便利なネット銀行
昨今ではネット銀行の数も増えてきました。使い出すと便利です。ネット銀行は実店舗を持たないため手数料なども大手銀行に比べて安価な傾向にあります。メリットとしては、ネット環境があればその中で完結できることが挙げられます。デメリットとしては、通帳がない、セキュリティの不安などが挙げられます。通帳が無くても、ネットで履歴を見れたり出力したりできますので、あまりデメリットとしては感じません。
セキュリティ面も、ネットバンキングを使用している人ならば暗証番号や本人認識などのストッパーがありますから、それと同じ感覚です。株や投資信託などをやっている人ならば、それとリンクさせて入出金もできます。大切なことは、ネット銀行の存在を家族に知らせておくことです。突然の死などの時にその存在を知らないと『相続』の際に困ったことになります。また後から知ったとしても手間がかかります。
ネット銀行の種類
各業界の代表的なネット銀行として、以下のような銀行がありますが、もちろんこれ以外にもたくさんあります。
- セブン銀行(スーパー系)
- ソニー銀行(家電機器メーカー系)
- 住信SBI銀行(銀行系+ネット証券系)
- auじぶん銀行(携帯会社系+メガバンク系)
- 楽天銀行(ネットショッピング系)
振込手数料やATM手数料、金利などを比較するのと同時に、セキュリティ面についても自分が納得できる環境のモノを選びたいところです。当然画面の使いやすさも考慮するべきかと思います。
ここでは、ソニー銀行に口座開設した手順を振り返ってみようと思います。
ソニー銀行へ口座開設
私がソニー銀行の口座を開設した際の手順を見てみます(郵送手続きのケース)。
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①資料取り寄せ
ホームページtop画面から...
- 口座開設ボタンをクリック
- 郵送口座開設のところで、郵送口座開設申し込み、をクリック
次の画面(申込入力) のお客さま情報の入力欄で...
- お名前(漢字・フリガナ・ローマ字)姓名
- 性別
- ご住所(郵便番号を入力し「郵便番号から住所を自動入力」ボタンをクリック
- 番地等を入力
- 居住地国に関する届出➝税務上の居住地国は日本のみです、にチェック
- お電話番号➝(任意で携帯番号も入力可)
- ご職業
- 取引の目的➝選択肢の中から該当するものにチェック
- メールアドレス
- 届出内容に関する宣誓➝「この申し込みで届け出た事項がすべて正確で、私本人が入力したことに相違ありません。また、届け出た事項に変更が生じた場合、その日から3カ月以内に変更した事項について届け出ます。」、にチェック
認証方式の選択...
- ご希望の認証方式➝(スマホ認証方式、ワンタイムパスワード方式、合い言葉方式のどれかにチェック)
カードの選択...
- 自分の必要なカードにチェック
次へのボタンをクリック
ログインパスワード・暗証番号の設定...
- ログインパスワードを自分で作成して入力
- キャッシュカード暗証番号を自分で作成して入力
各種約款などへの同意...
- 口座開設にかかる各種約款などへの同意「「ソニー銀行取引約款」、「普通預金約款」、「プライバシーポリシー」および「反社会的勢力ではないことの表明・確約」の内容に同意する」、にチェック
口座開設お申込み書の作成方法...
- 自分で印刷する、郵送で取り寄せるのどちらかにチェック
- 申し込み(決定)ボタンをクリック
- 受け付け番号が表示される
- 口座開設からお取り引き開始までの流れが表示されているので、印刷可。
- 閉じるボタンをクリック
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②申し込み手続き
書類を郵便で受け取った。内容物は...
- 口座開設お申込み書(兼 特定取引を行う者の届出書)
- 返信用封筒
- 本人確認書類のご案内
- 本人確認書類(コピー) 貼り付け台紙 運転免許書・健康保険証
返送が必要な記入や貼付を行い郵送で送り返した。
10/25・・・・・口座開設完了メールが来た
10/29・・・・・トークンが送られて来た
10/30・・・・・カードが送られて来た
10/19
③口座開設の手続き
STEP 1
- Topペードからログインボタンをクリック
- 口座番号とログインパスワードを入力し、ログインボタンをクリック
- トークンのご登録画面で確認番号を入力
STEP 2
- 取引暗証番号の設定
- トークンのご登録➝シリアル番号、ワンタイムパスワードの入力
- 受付完了の画面
次の画面で...
- お客様の口座情報
- お客様カード情報(投資目的・投資経験・運用予定額)
- 確認画面で決定ボタンをクリック
- 完了画面でOKボタンをクリック
- キャッシュカードのお引出し制限の設定
マイナンバーの提出は明日にしてみよう
- マイナンバーのご提供(個人番号通知届出)画面で、次へをクリック
- お客様情報の画面で入力し、次へをクリック
- 取引暗証番号を入力し、次へをクリック
- ワンタイムパスワードをトークンから入力
- 決定ボタンをクリック
- 手続き完了画面で出た
④セキャリティ
キュリティ方式としては、以下の3つがあります。
- スマホ認証方式・・・アプリ内で生成するワンタイムパスワードを使った認証
- ワンタイムパスワード方式・・・トークンを使用した認証
- 合い言葉方式・・・質問と答えの組み合わせを使った認証
私は、申込時にまだガラケーでしたので、トークンによるワンタイムパスワードを選択しましたが、今であればスマホ認証方式が便利かもしれません。
ATM手数料
銀行選びの一つのキーポイントになるのが『ATMの手数料』です。ここでは、「引き出し」の手数料について見ていきます。
- ソニー銀行・・・・・基本的には月4回まで無料(提携ATM手数料は夜間や土日祝日でも変わらない)
- セブン銀行・・・・・朝7:00-19:00は無料(時間外手数料110円)
- 住信SBI銀行・・・・ランクに応じて無料回数が決まる(回数以降は110円)
- auじぶん銀行・・・ステージに応じて無料回数が決まる(通常は110円。ゆうちょ銀行は220円)
- 楽天銀行・・・・・・・ステージに応じて無料回数が決まる(提携ATMにより220円又は275円)
↑2023.02.03現在
ATMの使用頻度や生活スタイルによって、「どこがお得か」は違ってくるでしょう。私は単純ですから、ソニー銀行を選択しました。家の近くにコンビニがある人が多いでしょうから、提携ATMの場所による利便性の違いは少ないかと思います。私は月に1,2回しか引き出さないので、ソニー銀行で満足していますが、ネット銀行をフル活用するような人は、ランクやステージといったものが高くなる可能性があると思いますので、そうした銀行を選ぶのもアリだと思います。
また、「振込み」についても考えてみます。
- ソニー銀行・・・・・ソニー銀行宛ては何度でも無料(他行宛ては月1回まで無料。2回目以降は110円)
- セブン銀行・・・・・セブン銀行宛ては55円(他行宛ては165円。時間帯によって別途手数料がかかる)
- 住信SBI銀行・・・・住信SBI銀行・三井住友信託銀行宛ては無料。それ以外はランクに応じて無料回数が決まる(回数以降は77円)
- auじぶん銀行・・・auじぶん銀行・三菱UFJ銀行宛ては無料。それ以外はステージに応じて無料回数が決まる(回数以降は99円)
- 楽天銀行・・・・・・・楽天銀行宛ては無料。ステージに応じて無料回数が決まる。最大3回/月(無料回数がない場合は145円)
↑2023.02.03現在
基本的に、自行宛ては無料の場合がほとんどです。他行宛ての振込みに際しては、各銀行によって違ってきます。私のように振込みをほとんどしない人にとっては、あまり選択ポイントとしては高くありません。しかし、頻繁に振込みを利用する人にとっては大事なポイントかと思います。やはり上述したように、その人の生活スタイルに合ったネット銀行を探すのが一番です。そのために、自分がどのくらい「引出し」や「振込み」を使うのかを把握する必要があります。なるだけ出費を抑えたカタチで、ネット銀行の口座を開設したいところですね。
※
スマホ全盛のこの時代ですから、○○pay、△△pay等のキャッシュレス化が進み電子マネーが普及している昨今では、ATMでお金を引き出したり、振込みしたりすることは減ってきているのかもしれません。こうした流れはますます加速していく気がしています。ですからネット銀行は今後も増え続けていき益々利便性の向上に寄与していくだろうと思っています。ですから一つくらいはネット銀行の口座を持っていたいものですし、ATM利用料金についても理解しておきたいとも思うのです。
投資信託
これは、証券会社や銀行でも可能です。株式や債券などに比べて取っ付きやすいモノの一つではないでしょうか。ファンド会社の銘柄を選定して投資するスタイルですが、分配金受取型と分配金再投資型があります。分配金受取型は毎月口座に入金されるので、それを楽しみにしている人はこちらを選びがちです。ただ、注意したいのは分配金には『普通分配金』と『特別分配金』とがあります。投資している銘柄が利益を出せているときには、そこから振り込まれるのが普通分配金。利益が出てないが振り込まれるのが特別分配金。こちらは、元本(自分が投資したお金)を取り崩して払うイメージなので、「もらえるからラッキー!」と勘違いしないようにしたいところです。
私の考えでは、投資信託は長期的に考えた方がいいと思っています。ひと月ごとに一喜一憂しないこと。そうなりますと、『分配金再投資』が最適かも。これは元本の金額を膨らませていく方法です。基準単価というのがありま。購入(投資)したときの単価を上回れば、その差額が利益として出せます。なるべく長期的に右肩上がりになりそうな銘柄を選ぶのがポイントでしょうか。
投資スタイルに『ドル・コスト平均法』というものがあります。基準単価が上がろうが下がろうが、定期的に購入していくやり方です。このメリットは、機械的に行うので感情の入る余地はないということです。そして、基準単価から大きく乖離しにくいということが考えられます。
ネット証券との紐づけ
ネット証券の口座を開いている場合には、入出金する金融機関をネット銀行にすると便利です。もちろん普通の銀行のネットバンキングでもできますが、こうするとネット内ですべて完結できてスッキリします。利益が出た分をネット銀行に出金し、そこから別の銀行へ振り込むほうが手数料的にも安価かと思います。そしてその口座と○○payなどをリンクさせれば更に便利になります。時代が進んだと感じる一例です。私の場合は、ネット証券を中心に据えて、そこからの銀行への紐づけという考え方ですが、逆に銀行を中心に据えて、そこから証券へということも出来るでしょうう。
外貨預金の注意
ネット銀行には、当然外貨預金のサービスもあります。特にFXをしなくても円をドルに換えて預金として持つことができます。そして、換金したときよりも円安が進んだら、また円に変えると『為替差益』として利益が出ます。もちろん逆もあり得ます。また、日米の金利も考慮する必要があります。アメリカの金利が高い場合には、たとえ円安に振れていなくても利益が出る場合もあります。
そして注意すべきことは、『為替差益』が20万円以上出たときは確定申告をする必要があるということです。これはFXでも同じです。一方、投資信託の場合、特定口座を開いていれば自動的に税金は引かれます。これはイチ取引ごとになされるので、年間通してマイナスの場合は還付金として戻ってきます。金融サービスをやるときは最低限のこうした知識を学習しておきたいものです。
金融商品には元本割れリスクのあるものと、そうでないものがあります。
- 国内の普通定期預金・・・基本的には元本割れはなし
- 外貨の普通定期預金・・・元本割れのリスクあり(為替レートの変動による)
- 国内の株式投資・・・・・・・元本割れのリスクあり(株価の変動による)
- 海外の株式投資・・・・・・・元本割れのリスクあり(為替・株価の変動による)
- 国内の投資信託・・・・・・・元本割れのリスクあり(投資商品の価格の下落による)
- 海外の投資信託・・・・・・・元本割れのリスクあり(投資商品の価格・為替の変動による)
- FX(外国為替証拠金取引)・・・・元本割れのリスクあり(為替の変動による)
投資は、余裕資金で行うのが鉄則です。生活資金に手を出してはダメでここを肝に銘じておく必要があります。そして、投資を始める時にはある程度の学習が必要です。どこが重要で何をチェックするのかを、抑えてから始めるといいと思います。自分の資産を以下の4つの分類に分けて管理することが大切だと思っています。
- 流動性資金(元本保証あり:普通預金など)
- 安定性資金(元本保証あり:定期預金、個人向け国債など)
- 安定性資金(元本保証なし:公社債投信など)
- 収益性資金(元本保証なし:株式、債券、投信、外貨預金、FXなど)
最後に...
自分の生活スタイルに合ったネット銀行を選びたいところです。私が開設したネット銀行のひとつである、このソニー銀行はなかなか使い勝手がいいです。やはり画面の使いやすさが決め手でしたが、他のネット銀行の画面を見てどれが自分にとって使いやすいかがポイントかも。住宅ローン・投資信託・外貨預金・FXなどはもちろん、その他の各種サービスも充実していてお薦めのひとつです。優遇金利などもあります。また、優遇プログラム Club S (クラブエス)というお得感のあるサービスも魅力的です。通常の銀行口座以外に、ネット銀行の口座をひとつは持っていた方が便利だと感じています。
いろんなネット銀行のサイトを見ることが大切。その中で自分が納得できるところを選ぶといいと思います。
2020年のコンピレーションアルバム。コロナ禍にあたり全15組のシンガーの楽曲を収録。メッセージ性のある楽曲や代名詞的楽曲まで、この時期だからこそ伝えたい言葉の数々が収められています。名曲揃い。各楽曲のジャケ写に添えられているライターさんの解説も秀逸。
- その日が来るまで (小田和正)
2013年のソロ通算29作目のシングル曲。シンプルなギターの音色が美しい。2020年のツラさのなか、「がんばろう」と直截的に励ますのではない歌詞が、より一層心に染みてきます。2011年との繋がりの中での選曲と私は解釈しました。とても優しく丁寧に歌唱している印象で、包み込むような感じがします。サビの言葉はなんとも優しさに満ち溢れています。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんの歌唱が忘れられない。
ストリングスの音色が暖かい。真正面のアングルが切々とした気持ちを伝えてきて私の心に響く。一瞬の表情が何とも言えない。優しい柔かな歌声が耳から離れない。バンドコーラスもとても優しく綺麗。(2013)。※
3.11の震災は日本中に衝撃と大きな被害を与えました。この楽曲は、被災地への想いがテーマとしてあったと記憶していますが、私にもその"想い"は充分に伝わってくるのです。そして歌詞の言葉の一つ一つを、静かな気持ちで心に留め置いた記憶。