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ここでは、生活に役立つ資格試験と退職・転職について書きたいと思います。

生活に役立つ知識満載の資格試験!!
(FP・簿記・法律・運転免許)

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作成日:2021.05.15
All written by ©masalifeclub

世の中には、多種多様な資格試験があります。

★生活に役立つ知識満載の資格試験!!

#1◆FP試験~体験記~

金融機関で働いている同期から、「FPの資格とってみたら?」と言われたのがキッカケだったと思います(正確には、ファイナンシャルプランニング技能士、と呼びます)。仕事一辺倒から少し余裕が出来て、他の知識の吸収も必要だと感じていたのも事実。

既に、投資の運用を始めていて、FPの科目にも「投資」関連のものがあると聞いたことも後押しになったと思っています。基礎的な知識くらいはあった方がいいかもとも。また調べてみると、仕事に直結しなくても、普段の生活に大いに役立ちそうなものが多いという印象。

さて、どう勉強しようか、と思い悩みました。

初めて取り組む場合の入り口は結構大事で、後々の学習基盤に関わってくることを肌で感じていましたので、通信でキチンと学べる学校選び、学習を始めました。こうしたスクールも数多く存在していますので、そちらを検討するのも一考かと。どのスクールもそうですが、一長一短はあります。話をもとに戻しますと、所謂"きんざい"(金融財政事情研究会)の試験を考えていました。

ネットで書籍を探していると、あれもこれも、すべてが良さそうに思えてきて迷い始めました。直感で、"これにしよう"と決めて購入しました( '22~'23年版 最短合格2級FP技能士PR )。正直、途中で挫折するかもと思っていました。

問題集は、「きんざい」一択で5回転くらい解いていたと思います。テキストや問題集は、あまり手を広げ過ぎず、決めたものをトコトンやり尽くすに限ります。これは受験時代の経験から、たくさん買っても最後までやり通したテキストが少なかったから( '22~'23年版 2級FP技能士(学科)精選問題解説集PR)。

学習していて感じたのは、自分の得意分野と不得意分野がはっきりと分かったこと。関心のある又は興味のある分野は実生活の中で自然と身についているものもありますが、関心の無いものは全く頭に入ってきません。ですから、不得意な科目の学習量を増やして、弱点を減らしていこうと考えたのです。

テキストと問題集を何度も見返し、それだけに集中して傾向と対策を実践。

問題を解いていて感じたのは、やはり、"入り口"の大切さ。あやふやな知識を、あやふやなままにしない、これは大切です。この知識を土台に、自分なりの学習を上塗りしていく感じでした。

すべてを、学校や教材に頼るのではなく、自ら能動的に学ぶ姿勢がなければ、どんな優れた環境下でも結果は芳しくないと思うのです。これは、私の予備校時代の経験が、そう思わせているのだと推測していますが、やる気のない状態で分かりやすい授業を受けても、まったくといっていいほど頭に入ってきません。気持ちを切り替えることができた6月あたりから、結果が出始めてことが思い起こされます。

話が脱線しましたが、結局3級に合格できました。

fp合格証
個人情報保護の観点から画像に一部加工を施しております。

手元に2級の受験票があるのですが、つまり行かなかったということ。手帳を見返すと、受験直前に足を骨折して整形外科へと書いてあるので、ギプスに松葉づえでの受験を諦めたのだったと思います。いつの日か、合格できるように頑張りたいと思っています。


不動産分野が特に苦手で、とても苦労したことを思い出しました。関心がなかったのです...。ちなみに、この時の3年間のうち、2年連続で足を骨折していて、いまひとつの時期でした。ただ学習内容は多岐にわたっていて、実生活に役立つものがとても多かったと思います。ですから、単に資格試験の勉強に留まらずに少しずつ知識の上乗せができたらと考えています。

#2◆簿記試験~体験記~

簿記も、はじめは全く感心がありませんでした。社会人になって初めて、何となくわかって来たと思います。当時は言葉の意味も分からず、何の役に立つのかなぁと思っていました。家にあった、買ったまま未使用の簿記のテキストと問題集。

それを見て、「もったいないんじゃないの?」と言ったら「じゃぁ、代わりに勉強して合格すれば?」との"お言葉"。若い私は、カチーンときまして「やってみせる」と啖呵を切ったのです。つまり反発心から勉強したのであり、とてもキレイな動機からではありませんでした。

とにかく電卓を叩きまくり、ノートに書きまくり、空いた時間を見つけては自習していたと思います。昔から簿記といえば、超有名な下のテキスト名にある"アノ"専門学校です。私も使用していましたしが、今ではバージョンが変っています(当たり前ですね)。

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運よく本試験に合格。
私は経理部門の仕事ではないので、基本的には簿記の知識が絶対に必要ということはないのだと思いますが、コスト管理の仕事をしていると、随所に簿記的用語や知識が生きてくるような気がしています。

本試験合格後、合格証を見せたら、「おめでとう。でも、そんなこと言ったっけ?」とのお言葉。ガックリしましたが、今では大感謝。
(分かっていて私を焚きつけたのならば、向こうが一枚上手なのだが)


学生時代、クラスに税理士を目指している友達がいました。いわゆるダブルスクールというものですが、入学早々だったのでビックリしました。いつも忙しそうで、カバンには電卓が入っていました。通学していたのは「大原簿記」の専門学校。私も数学は好きだったのに、どうしても簿記や会計といったものに興味が沸かず、最初は自分には関係ないなぁと思っていました...。

「簿記といえば大原」というのが、当時からの(今でもそうだと思いますが)、みんなの捉え方だったと思います。彼は、見事に在学中に試験に合格し、税理士事務所に就職していきました。大学受験でホッとする間もなく取り組んだ彼のことは、忘れることはないでしょう。

触発されたからではありませんが、私も一緒に通い出しました。しかし簿記コースではなく情報処理系コースでした。プログラミング言語(COBOLだったと思います)などを学習していたと思います。


また、並行して簿記の学習も始め、大原のテキストを使っていました。

いまネットで調べると、いろんなタイプのテキストが販売されています。ここ最近、いくつかのテキストを書店で立ち読みしましたが、カラフルな紙面や、可愛らしいキャラクターが登場するものなど、多様の一途です。受検者にとっては、選択肢が増えるのは、有難いことです。

私が読んでいた大原のテキストは、一見文字が多くイラストなども最低限に抑えたといった感じで、はじめは取っつきにくい感もあります。ただ、地道にコツコツ読みながら自分の頭の中でその論理を組み立てていくと、自ずと要点が整理されてきて、記憶や理解の定着に効果を発揮するのではと、読んでみて感じています(理屈っぽい私は、こっちがいいかも)。私としては、出版が大原であれば、どのタイプのテキストも内容的にあまり問題ないと感じています。


「急がば回れ」という言葉がピッタリ。他のテキストでは物足りないなと思われる箇所も、割と説明してくれていると思います。こうしたことは、読み手との相性もあるのだと思っています。

コスト管理のような仕事に携わる場合には、3級レベルでも充分役立ちますし、2級のテキストを読むだけでも(受験しなくとも)価値があると思っています。コスト担当にとっては、切っても切れないモノが『簿記の知識』なのです。

今でも、時折に触れて本棚にある昔のテキストを引っ張り出しては読んでいます。この簿記の仕組みを知ってから、自分自身の入出金管理や家計簿的なものの管理方法も変わってきたと思います。

簿記合格証
個人情報保護の観点から画像に一部加工を施しております。

『大原簿記専門学校』は、今でもそうですが、多種多様な分野の資格コースやメニューが豊富なのも特徴のひとつ。合格実績も充分にあり、講師陣やテキストのレベルも高く、通学に限らずWEBやDVDなどの通信講座も充実していて、簿記や税務関連の入口として適していると思うのです。ネットや機器の発達によるこうした学習環境の変化が、学習レベルを向上させていると感じるのですが、羨ましい限りです(私の時代にはなかったもので...)。

また、このご時世や時間の取れない社会人などにとっては、新しく出来た「オンライン校」なるものも羨ましくお薦め。臨場感あるライブ授業やオンライン授業に加えて、充実したサポート体制はメリット大。簿記であれば今のところ1級、3級がありますし、通学コースと遜色ないのではないでしょうか。(3級であれば2カ月程の学習でいけそうかも)

#3◆法律系試験~体験記~

大学卒業を控えて、正直進路に迷っていました。高校の頃から、漠然と公務員になることを考えながら、民間の会社も選択肢として頭にありました。

公務員試験への挑戦

それゆえ3年生から公務員試験対策の一環として、専門学校に行き始めたのです。当時は所謂"就職氷河期"で、募集人数も極端に少なくあるいはゼロというところもありました。実際、ある市役所の説明会に行ったところ、定員7人のところに3000人くらい来ていたと思います(嘘でも誇張でもありません)。

合同企業説明会も何回も行きました。男子も女子も同じリクルートスーツで、それも半端ない人数。正直うんざりするのと同時に、半ば正社員を諦めていました。

そこで選んだ専門学校が「LEC東京リーガルマインド」。

公務員対策に力をいれており、実績もかなりあったと思います。テキストの充実度、講師陣の分かりやすい説明などは中々のもので、これは今もあまり変わっていないのではないでしょうか。

法律系の科目が苦手で、とりわけ民法に苦手意識を持っていた私には、大学の授業より遥かに分かりやすかったのを思い出します。分からない所は、授業後に講師の先生に聞きに行ったりしていました。次のコマまであまり時間がない中で、丁寧にポイントを教えてくださいました。

結局、いくつかの国家公務員・地方公務員の試験を受けたのですが、ダメだったところもあれば、最終面接まで進んだところもありました。当時のバブル崩壊の影響が凄まじいなか、我ながら頑張っていたと感じます。

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行政書士試験への挑戦

また、社会人になってからは、行政書士の資格取得を目指し、またもやLECにお世話になりました。

これは「働きながら独学で受験したら、まるでダメだったから」というのが理由ですが、クラスの仲間もできて割と楽しく学習していたと思います。とりわけ憲法の科目は、先生の教え方が上手くて感心すると同時に習熟度も上がっていったと思います。

ただ、小論文や一般知識などが苦手で困りました。これは教え方云々というよりも、日頃から新聞などからの情報収集ができていなかったり、論文の書き方がいまいち身に付かなかった私の問題だったと振り返って思います。

当時から法律系の専門学校といえば、LEC東京リーガルマインドということが、一般的には浸透していたと思いますし(少なくとも私の中では)、友達も何人も通っていました。加えて他の分野も充実していてイイ学校だと思っています。

ネットが発達した現在では、通学はもちろんのこと、ネットやスマホをフル活用した動画配信授業なども充実してきていているようで羨ましい限りです。"おためし"視聴が出来るのも嬉しい限り。また、一通りの資格試験講座も当然のことながら揃っています。

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こうした学校選びは、実際に授業を受けてみないと自分に合っているかどうかが分からない側面がありますが、法律系専門学校の入り口として考えた場合、検討するに充分に値すると思っています。また、そのスクールが出版しているテキスト本を見るとその特徴などもおおよそ分かってきて参考になります。


#4◆自働車運転免許~体験記~

学生時代に、運転免許を取得しましたが、就職活動の一環だったと思います。それほど車に興味はありませんでした。ただ友達もみんな取りに行きますし、「身分証明書」代わりにいいかなと思った程度。どうせ取るならと「AT限定」ではなく「マニュアル車」のコースを選択しました。

教習所に通い始めて1,2か月たった頃「向いてないのかな」と思いました。学科は何とか頭に入りますが、問題は実技。AT限定ではなかったので、マニュアル車。クラッチの意味がよく分からず、とりわけ半クラッチはなかなかできませんでした。加えて当時は教官が非常に厳しく、今だったらパワハラか?と思うほどボロクソに言われていました。 実技教習の後に「印鑑」を押してもらうのですが、押してくれないときもありました。そうすると、余分にお金がかかってきます。

若かった私は、ある日を境に通うのを辞めました。教習所に在籍できる期間は限られていました。
(私の記憶だと半年くらいだったと思ったのですが、今調べてみると9カ月間のよう)。

時間だけが過ぎていきました。残り期間が1カ月半くらいだったと思います。ちょうど大学が夏休み期間に入る頃でした。意を決して何か月かぶりに行き始めました。そこからは、ほぼ毎日教習車に乗り、キャンセル待ちも夜遅くまで粘っていました。仮免の試験には1度落ちましたが、卒業検定は無事に合格。その後、運転免許試験場に行き合格。

苦い思い出ですが、取得していて良かったと思います。物流センターでは、会社の車に乗って顧客の会社へ行ったり倉庫に行ったりと、ちょこちょこ乗る機会があり、だいぶ助かっています。

立ち直れたキッカケは、幼稚園からの幼馴染の友人の存在。これはまったくの偶然でしたが、教習所の待合室でバッタリ会いまた。「来てたんだ~!」とお互いにビックリ。悩みを聞いてくれたり、「一緒に卒業しよう」と励ましてくれました。運転免許試験場にも、一緒に受験しに行きました。教習所の卒業時に、クラス?の集合写真を撮ったのですが、そこに映っている若い私と友人。この写真は、免許証に勝るとも劣らない"宝物"。

講習機関中、苦労したものを思い返すと...

  • 半クラッチ
  • 坂道発進
  • ギアの入れ間違い(3速を5速に入れてしまう)
  • 停止するときのクラッチとブレーキの離し具合

とりわけ『半クラッチ』は理屈では分かっていても、なかなか出来ずに教官から怒られていました。まぁ、これも慣れで、後々出来るようになりました。これまで、運良く無事故無違反で来ることができました。マニュアル免許を取得したにも関わらず、公道を一度もマニュアル車で運転したことはありません。今更運転したら事故りそうな予感...。乗り慣れたオートマ車を大切に乗っていきたいと思います。

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思い出の名曲を味わう!
(ジャケ写➝Amazonページへ)
私が持っているCD/DVDの中から。

2008年のソロ通算26作目のシングル曲。この年のツアーのタイトル曲でもあります。朝の情報番組の2008年度テーマ曲。上品なコーラスをバックに、やさしく暖かみのある歌唱は心揺さぶられました。ミディアムテンポのメロディーと元気をもらえる歌詞とが融合し、気張りすぎない綺麗なハイトーンが素敵です。楽曲としての完成度も高くアレンジも凝ってはいますが、とても自然に聴こえてきます。また2曲目の、ライブで録音した会場のみんなとの大合唱バージョンは、その場の雰囲気を感じられ"一聴の価値"があると思います。

📷 memory

私が初めてライブを観に行ったのがこの2008年のツアー。ですからツアータイトル曲のこの楽曲には思い入れがひとしおです。初めて生で間近で歌唱・演奏する姿を見て、感動を通り越しました。帰りの電車の中では、しばし頭の中が空白。臨場感の迫力に圧倒されたことを思い出します。当日の会場で、大混雑の中をかき分けて売り場に行き、いろんなグッズを買ったことはいい思い出。


★体験した退職手続きと転職活動を振り返る!!

#1◆退職の意向を伝える

退職前(もしくは退職後)に次の再就職先をさがす場合、転職サイトへの登録をする人は多いと思います。転職および退職する理由は、スキルアップ、病気や介護、リストラ、人間関係、仕事内容など様々。かく言う私も病気でいったんリタイアした経験があります。

入社以来、この会社で定年までいくと思っていたので、不安で一杯でした。手続き関係はどうすればいいのか?など不安の種は尽きませんでした。そこで、まずは退職時の手続きについて振り返ってみたいと思います。
(スケジュール感を出すために日付を掲載していますが、架空のものです)

6/15(面談)➝6/30(退職日)

退職することを決めたら、その意向を明確に会社に伝えます。直属の上司又は管理職、総務部や人事部でいいと思いますが、

退職届

これは、口頭でも書面でもどちらでも問題ないでしょう。私はどちらも経験しましたが退職届を提出する場合もありました。また、リストラや倒産などではない限り、『自己都合の退職』になります。これは今後の失業給付金に関係してきます。

総務部や人事部との面談の場があれば、そこでも『退職したい意向』を伝えます。『立つ鳥跡を濁さず』のように、穏便な対応を心掛けたいところです(決して険悪な感じの場にならないように)。その後、どこでどう関係してくるか分かりませんので、慎重に対応したいところです。私も喉まで出かかった言葉を飲み込んだりもしました。


昨今では、退職代行を請け負ってくれる会社も出てきており、自分の力では難しい場合などに利用されている人も多いのではないでしょうか。その場合には、弁護士等の専門家が揃っているところを選ぶといいかなと思います。私は自分の口で意志を伝えたいタイプですが、そうでない人にはイイと思います。『弁護士等の専門家』と書いたのは、そうでない会社もあるからです。やはり国家資格を持った専門家のいるところを選びたいところです。

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#2◆やりとりする書類

6/24

まずは、会社側から下記の書類を受け取りました。

  • 雇用保険離職証明書(様式第5号)➝3毎綴りの複写

1枚目➝事業主控え
2枚目➝安定所(ハローワーク)提出用:様式第5号
3枚目➝離職者控え(タイトル:雇用保険被保険者離職票2):様式第6号

こんな感じになっており、
1枚目には、氏名・住所を記入します
2枚目には、⑮⑯欄に署名・捺印します(⑯欄は、離職に対する異議の有無を〇で囲む)

これらをまとめて会社に提出しました。

また、下記の書類も会社から受け取り、

  • 雇用保険被保険者 資格喪失届(様式第4号)

離職年月日を確認して、住所を鉛筆で記入します。

これらの書類を、再び会社に提出します。漏れなどが無いように再度チェックします。

そして、後日下記の書類物を会社から受け取りました。

  • 雇用保険被保険者証(様式第7号)
  • 年金手帳

7/15

下記の書類物を会社から受け取りました。

  • 雇用保険被保険者離職票1(資格喪失確認通知書)
  • 雇用保険被保険者離職票2:社印(会社の印鑑)付きで戻ってきます。

ここで会社との書類のやり取りは終了となり、次は行政(市役所など)での手続きが必要となりました。


#3◆行政関連の手続き

ここからは、再就職までに少しブランクがある場合を想定してみます。

次に行政での手続きですが、まずは市役所に行きました。

『国民年金』『国民健康保険』については、年金手帳、離職票、または職場の健康保険をやめた証明書を持って行き手続きします。

例:厚生年金➝国民年金へ(一旦無職状態になるため国民年金に切り替えます)。
例:〇〇健康保険組合➝国民健康保険へ(会社の健康保険組合を抜けて市区町村の国民健康保険に切り替えます)。


「国民皆保険制度」により、日本人であればどこかの年金制度・健康保険制度に入らなければならないことになっていますので...。


#4◆失業給付を受ける手続きpart1

基本的には、退職時に会社からハローワークの冊子をもらうので、それを通読しました。いろいろ細かく書いてありますが、サッと目を通しておけばいいと思います。

そして、自分の住所を管轄するハローワークに下記の必要書類等を持参して行き、求職申込みをします。

  • 雇用保険被保険者離職票-1
  • 雇用保険被保険者離職票-2
  • 雇用保険被保険者証
  • 印鑑
  • 身分証明書(運転免許証など)
  • 写真2枚(3cm×2.5cm)
  • 自分名義の通帳

(前もって求職申込書に必要事項を記入しておきます。)

ハローワークの受付会場で『雇用保険の失業給付 受給資格者のしおり』をもらい、『雇用保険説明会 初回講習会』の日時を「しおり」に印字してもらいました。そして下記の書類を受け取りました。

  • 「雇用保険受給資格者証」

大切なものですので、無くさないようにきちんと保管しておく必要があります。


#5◆失業給付を受ける手続きpart2

7/25

次に、雇用保険説明会の日に『しおり』と『筆記用具』を持参して、ハローワークに行きました。

いろいろ説明されますが、主なポイントとしては、

  • 勤続年数により給付日数が異なる
  • 退職理由が『自己都合』『会社都合』によっていろいろと変ってくる
  • 支給を受けるには待期期間なるものがあり、求職申込日(受給資格決定日)から7日間

などです。

そして、最も重要なことは、

  • 失業認定日には、必ずハローワーク行くこと(その際に『失業認定申告書』と印鑑を持参)。
  • 初回認定日に行かないと給付が開始されないこと。
  • アルバイトは、「20時間/週」は就職とみなすこと。
  • 求職活動を、認定日と認定日の間に原則2回以上した実績が必要なこと(求人に応募した場合は1回でもOK)。
  • 求職活動とは、求人への応募に限らず、ハローワークやハローワーク関連機関が行う職業相談、職業紹介、各種講習、セミナーの受講などがあり、その他にもいろいろあります。

この日は、ガイダンス的なお話にかなりの時間を割いているなぁと感じたことを思い出します。

8/15(最初の失業認定日)

  • 最初の失業認定日に、『雇用保険受給資格者証』『失業認定申告書』『印鑑』を持っていきます。
  • その後、何回か失業認定申告書を提出しにハローワークに行きます。

つまり、認定日ごとにハローワークへ行くのですが、そこで失業状態で活動をしていると認定されれば、給付金が後日振り込まれてくるという感じ。

ここまでが、退職から失業給付までの一連の流れです。そんなに難しいことはなくて、指示されたとおりに処理していけば大丈夫です。

てんびん図面


#6◆応募への心構え!
~履歴書の学歴はどこから書けばいいのか~

求人への応募について考えてみたいと思いますが、私が重視していた応募の際の重要6項目を見てみます。まずは、履歴書、職務経歴書等についてですが、あくまで私の経験や考え方についての見解ですので"あしからず"。


職務経歴書

職務経歴書ですが、パソコンで作成して問題ないと思います。私もパソコンで自分流の書式で作成していました(手書きでは何とも難しく感じます)。

というよりも、パソコンで作成した資料からパソコンスキルや理解度の力量を読み取れたりもするのではないでしょうか。文書作成ソフトや表計算ソフトなどを活用したいところです。内容的には簡潔に書くこと、数値を示して『これだけの成果を上げました』と伝えたいところ。とはいっても、数値で図れない業務もあったりしますので、そこは口頭で補ったりしていました。


ペン(履歴書に記入する際の)

履歴書に書くペンですが、個人的には万年筆がいいと思います。ボールペンで書くと"ダマリ"が出来てしまうこともありますし、下手でも丁寧に書くことに意味があると考えています。私のお勧めはこちらの万年筆。長く愛され続けてきている『鉄板』で知らない人は少ないと思います。サラサラと書きやすくインクの滲みなどもほとんど無いです。迷ったらこれですね。

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そして補充インクですが、インクの出方がそれぞれ特徴的ですので、相性というのもあるかも。私の感じでは、スラスラ、サラサラ書けるのがいいですし、見栄えもいいと思います。これも昔ながらの同じメーカーの定番商品。

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履歴書

履歴書ですが、今では様々なタイプのものが販売されています。いくつか買ったことがありますが、私のお勧めはこちら(A3二つ折り)。

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最もシンプルなものだと思いますが、必要充分。パートやアルバイトでない限り、B4一枚の履歴書というのは適切ではないと思います。新入社員ではなく、ある程度実務経験のある場合の転職では、最終学歴の卒業だけを書けばいいのでは?、今さら学歴でもないでしょうに、というご意見もあろうかと思います。ただ、入社内定をもらうには『いろんな情報を書いておいたほうがいい』というのが、私の持論です。人というのは、どこでどういう繋がりが生まれるか分からないと思っています。ですから、『中学卒業』から書き始め、高校、大学の出身校名と続けていきます。これらは応募した会社側への情報伝達事項の一つと考えていました。
資格欄には、例えばExcelでしたら『マイクロソフトオフィス スペシャリストマスター(Excel)』みたいな感じで書きたいところです。また、空欄は避けて5つくらいは列挙していました。基本的に業務・業種に関係なくても『努力した証』として書いていました。『何故この資格を?』と聞かれた時には、これまた口頭で補足説明していました。

書類を入れるクリアファィル

さて、応募書類を送る際に必ず行っていたことですが、履歴書、職務経歴書、添え状を、そのまま封筒に入れて郵送するのは、控えていました。雨の中の配達になるかもしれませんし、ある程度硬めのモノの方が折られにくいとも思います。様々なタイプのものが販売されています。私のお勧めはこちら。

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色は、透明(クリスタル)か、乳白色が無難なところだと思っています。原色系は使用しなかったと思います。このクリアファィルを使用して硬めの封筒で郵送していました。応募の度に使うのである程度まとまった量のクリアファィルを購入していました。

郵送用封筒

そして、どういった封筒に入れるかですが、あまり考えすぎなくてもいいかもしれません。私の場合は、茶封筒は避けてホワイト又はそれに近い色の封筒を買っていました。そして、ある程度硬めの紙質を選んでいたと思います。私のお勧めはこちら。

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封筒の色に関してですが、私が受け取る立場ならば、茶系色はいかにも事務的な印象がある感じがしましたので、避けていたと思います。あとは赤文字で『応募書類在中』と書きます。縦書き以外で書いたことが無いので、横書きでもいいのか分かりません。たぶん、問題ないと思うのですが。

証明写真

履歴書に貼る証明写真ですが、採用担当者がパッと目に付くものなのでとても重要です。街中やショッピングモール内にある写真機でも構わないと思いますが、私はいつも『カメラのキタムラ』や写真屋さんで撮影してもらっています。資格試験などの写真もそうです。店員さんから顔の角度や表情のアドバイスをもらいながら、何回か撮影してもらいその中から一緒に選んでいます。ベテランやプロ的な方が多く、心強い味方。


『カメラのキタムラ』では、撮影した結果をパソコンで確認できるのがいいですし、気が付かない所まで助言してくれたりします。緊張しやすい私の強張った表情を和らげてもくれます。価格もリーズナブルで、仕上がりも早い。ナチュラルな加工も有難いです。私はいつもDVDやCD-R(画像データ)を貰っているので過去のものも含めて全て保管しています。

書類の揃え方

最後は、これらの書類をクリアファィルに入れる際にどうするか、です。ホチキス止めする人はまず皆無でしょう。糊付けも同じ。そうすると、書類をクリアファィルにサッと入れるだけか、クリップ止めか、ということになりそうです。


ただ、クリップだと、"跡"がついてしまいます。そこで、私は、ポストイットを山折りにして書類の上に挟んだりしました(ポストイットだけで挟む)。もちろんその上からクリップをしたこともありました。どれが正しいかではなく、常識的に誠意が感じられるやり方がいいのだと感じています。

クリップ

応募に必要な書類関係について一通り書いてきましたが、どれが正解というのもないと思います。同じやり方で複数の企業に応募しても、一方は〇で、もう一方は×ということもあり得たからです。『運』の要素もそれなりにあるのではないでしょうか。ですから、ダメの通知が来ても一喜一憂せずに『あぁ、縁がなかったんだな』と割り切ることも大切だと思っています。


📷 memory

面接時の経験としては、...

ある会社の幹部の方と高校が同じというケースがありました。もちろん高校のある都道府県の会社ではありません。当然、私の方が〇十年という後輩ですし面識もありません。また、ある会社の幹部の方と大学のゼミが同じというケースもありました。どちらの方も、面識がまったくないのにも関わらず、私とのお話の中では、とても先輩として優しくいろんなお話をして下さいました。私の場合、このようなケースではすべて、入社OKとなったのですが、何十年離れていようと、"同窓"という意識はあるのかもしれないし、採用の可否に全く影響がなかったとも断言できないと感じます。

当時は、こんなことを期待して学歴欄に筆を入れてはいませんでしたので、後で「あぁ、書いていて良かったなぁ」と思ったのです。


人生、どこで、誰と、どう繋がっているのか分からないものです。こうした話は、全くの偶然と言われればそうだろうとも思います。ただ、そこに何かしらの"縁"もあるのでは?と感じたりもします。

#7◆転職サイトの活用

転職活動に無くてはならないものが、『転職サイト』です。ハローワークを除けば、この5つに登録していました。知らない人はいないくらい有名どころです。

  • doda転職【月・木、更新】
    • 結果:9件応募して1件内定(未経験職種の応募:8件あり)
  • リクナビNEXT【水・金、更新】
    • 結果:9件応募して2件内定(未経験職種の応募:7件あり)
  • マイナビ転職【火・金、更新】
    • 結果:9件応募して1件内定(未経験職種の応募:8件あり)
  • enエン転職【月・木、更新】
    • 結果:8件応募して1件内定(未経験職種の応募:7件あり)
  • はたらいく【月・木、更新】
    • 結果:3件応募して1件内定(未経験職種の応募:1件あり)

どのサイトにも登録し応募した経験がありますが、同じ求人が複数のサイトに掲載されている場合もあれば、そこにしか掲載されていない場合もあります。また、ハローワークに掲載されていて、転職サイトにも掲載されているケースもありました。また、求人情報が更新される曜日には、必ずチェックするようにしていました。


こうした転職サイトは求職者にはとても有難く活用しない手はないという感じです。私が感じた特色を上げてみると、


  • 大企業・優良企業を中心に求人が集まっている印象。エージェントサービスやスカウトサービスなどのサポート体制もあり。イベントやフェアも充実感あります。キャリアアドバイザー紹介求人は、なかなか興味深いと思います。また、エージェント制度(DODAエージェントサービス)もあります。これは経験豊富な専門の担当者と共に転職活動を行っていくイメードで、書類作成から面接までを一気通貫でフォロー・アドバイスしてくれる力強い存在です。是非とも活用したいところです。非公開求人もありますし自分では気が付かない長所の発見もあると思いました。(DODAの感想)。

  • 業種や職種も幅広い求人が集まっている印象。また、自己分析ツールの「グッドポイント診断」は優れモノの印象で、自分に当てはまるものが多かったと思います。それを参考に、自分の性格やモノの考え方などを再確認し、職務経歴書や履歴書に手を加えた記憶があります。また、エージェント制度もあります。これは実績豊富なキャリアアドバイザーの方との面談において、希望職種の選定や提出書類の添削などフォローアップも充実していますので、一度体験してみるのもいいと思います。非公開求人もありますし自分では気が付かない長所の発見もあると思います(リクナビの感想)。

  • 職種・業種未経験可の求人も多く、幅広い年代を対象にしている感じ。優良物件も多数あるように見受けられました。履歴書コーチやバリュー診断なども興味深いものですし、フェアやセミナーも充実している感があります。もちろんエージェント制度(マイナビ転職エージェントサーチ)もあります。なかなか魅力的なサイトです。(マイナビの感想)。

  • 大企業から中小企業まで広くカバーしていて、未経験可も多く、割と地元企業の掲載も多かった印象(他のサイトではお目にかかれないような求人)。掘り出し物件にもよく出逢った記憶。取材記者の記事コメントも、読んでいて"なるほど"、と思うことも多々ありました。もちろんエージェント制度(エンエージェント)もあります。(エン転職の感想)。

  • 結構地元の求人が豊富に掲載されている印象。私も登録していましたが、「らいくサービス」というユニークな機能があります。気になる求人に、らいくボタンを押すと、匿名で相手方に伝わります。逆にレジュメを登録してある場合には、相手方から「らいく」が送られてきたりします。それがリアルタイムでサイドバーに表示されるので、臨場感があります(もちろん両社とも匿名ですが)。私は、上述した4社には掲載されていない地元企業の求人をターゲットに見ていたと思います。ここを通じても、複数の企業面接に行ったことがありますが、面接官の熱意が凄かった思い出がありまして、お話を聴かせて頂きました。私には外せないサイトでした(はたらいくの感想)。

これらのサイトの優劣をお話しているのではなく、どのサイトにも特徴的なところがあり、どこも良心的なサイトだということです。ただ自分の希望業種の求人と出逢えるかは、"タイミングもあるのかな"、と感じたことがあります。

また、未経験の職種への転職は厳しかったです。やはり、これまでのスキルを元に会社への貢献という話の持ってきた方が『しっくり』くる感じです。ひうすると、自ずと面接での話もスラスラ出てきますし、自分の強みをアピールしやすいとも感じました。

転職サイト

上述したように通常の求人以外には、エージェントと呼ばれる人との面談を通して、応募する形態があります。上記のサイト全てにもこの制度がありますが、私の友人にもこれを活用して転職していった人が何人もいます(どのサイトもそうですが、一般に掲載されていない非公開求人の案件を持っていますので、エージェント制度では、そうした案件との出逢いやフォローがあったりします)。一人での活動には孤独がつきもので、行き詰ることもあります。そんなときに頼りになるのがこのエージェントという形態だと思っています(リクルートエージェントなど)。

ハローワークについて一言。『空求人が多い』『ブラック企業ばかり』といったコメントがネット上に散見されますが、そうしたケースも多いのかなと感じる一方、『掘り出し物件』に出逢うこともありました。『この優良企業が?』と二度見したこともあります。ですから、ハローワーク自体が、募集をかける企業のリサーチにより積極的になるような仕組み作りが必要かも(システムも含めて)。

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昔は、就職情報誌(もちろん紙です)かハローワーク、新聞に入ってくる求人広告などしか無かったと思いますから、こうした転職サイトの重要性は大きいものがあり、とても有難い存在なのです。大学卒業時の就職活動では企業資料が山のように送られてきて部屋の片隅に山積みになっていたと思います。今ではネットで見ることができますし、エントリーシートもネットで可能。時の流れを感じます。

入社後、予想していた雰囲気と違ったり、希望していない業務が担当となったり、人間関係がうまくいかなかったり、と20代でキャリアチェンジをする人も多いと思います(私も入社後退職を願い出たことがあります)。また、正社員での採用が叶わずアルバイトなどで生計を建てている方もおられます。そんな方達をサポートしてくれるサイトもあります。若いということは、それだけで価値があると思っています。転職の意志があればチャレンジしていくことが大切かなと思います。

#8◆サイトへの履歴書等の登録に際して...

サイト運営側からの情報やアドバイス、メソッドなどは、貴重以外の何物でもないのですが、応募者としての心構えとして、退職理由と志望動機、自己啓発、応募する会社への熱意といったことが、自分の中で明確化されていることが大前提だと思っています。

これまでの"人生の総棚卸し"と言っていいのではないでしょうか。

自分は何をしてきたのか、これから何をしたいのか、それがどんな形での貢献が可能なのか、を考え抜く時間でもあるのかもしれません。自分の魅力は何か、他者に比べて秀でているものは何か、これまでのキャリアで成果を上げたものを数値化できるか、といったこと等です。自分が面接官(あるいは人事部)であったら、獲得したい人材と映るのかを真剣に考え抜くことが大事です。『自分を見つめなおす時間』といってもいいでしょうか。自分の良くない所や長所を発見できるかもしれません。面接官には見栄を張らず真摯に対応したいものです。

そして、とりわけ、職務経歴書に関しては、一層"チカラ"をいれて作成していたと思います。100%全て書くのではなく、書きたいことの80%くらいに抑え、残りの20%は面接時に聞かれたらその場で答えるというくらいの心づもりも、一考かと思います。また、これまでの自己成果については、抽象的になり過ぎず出来るだけ数値で著す形にした方がベターだと感じています。漫然とした会話にならないよう、こちらが話したいテーマに導くような"ストーリーの作り込み"も必要かもしれません。

📷 memory

私の体験...

字が汚いのがコンプレックスだったので、ペン字講座で文字の練習から始めました(ヒューマンアカデミーの新・実用ボールペン字講座はお薦め)。万年筆も、まったくと言っていいほど触ったことがありませんから、これもノートに書く練習を相当やり込みました。ある会社の最終面接では、「こんな綺麗な字の履歴書は見たことがありませんよ」とおっしゃって下さった方もいました(半分お世辞かなとは思いましたが、字が綺麗だったから会ってみたかったと仰ってもいましたが)。

人事や総務など採用担当の方々はプロですから、文字を見れば写真と合わせて、どういう感じの応募者なのかが見抜かれている感じがしています。

話の方向性がずれてきてしまいましたが、最低でも上記5つの転職サイトには登録して、企業研究をした上で積極的に応募していきたいところだと思います。たまにハローワークに行って、相談員の方とおしゃべりするのも、内向的に籠りがちな人には、気分転換として良いかもしれません。


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どの転職サイトも大変よく出来ており、サポート体勢なども充実している感じがあります。ただ最終的には、応募者がそのサイトをいかに有効的に活用できるかに掛かっているのだと思うのです。環境がガラッと変わる転職。あまり変化を望まない人にとっては苦痛かもしれませんので、熟考して判断したほうがよさそうです。一方、いろんなものにチャレンジしたい人にとっては、転職は魅力的かもしれません。つまり個人個人の考えがあり、どちらが正解というものはないのかもしれません。

※余談:
どこの会社だったか忘却しましたが、面接して家に帰宅したら「電報」が届いていました。この時代に「デンポウ?」とビックリ。ケータイでいいのでは?と思いましたが、「シキュウレンラクサレタシ」という文言だったと思います。何かまずいことをやったかなぁと不安に陥ったことを思い出します。結局、"明日の最終面接に来て"とのことだったのですが、電報の威力は未だに凄い感触があり、相手の早く届けたいという気持ちが伝わってきますね。電報は昔はほぼNTTオンリーだったと思いますが、今はいろいろと。お葬式などに届く電報には、今ではいろんな種類のものがあり時代の変遷を感じます。

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追記...

現在、中高年の就職・転職が難しくなっている要因の一つに、幾度かの景気の落ち込みが挙げられます。就職氷河期、リーマンショックなどですが、とりわけバブル崩壊による「就職氷河期」世代が注目されています。この世代の支援に国が乗り出したニュースが2019年頃より出だしましたが、2020年のコロナ禍によりそちらの就職状況の悪化も懸念され注目され出しました。現在の就活生には頑張ってもらいたいと思っています。

採用抑制の本格化は、有効求人倍率が1を下回った1993年からだとも言えます。この事象を考える際に年齢での切り分けをする意味は薄く、"社会に出た段階"をキーにするのが本筋かもしれないと思います。就職は、当然社会に出た時の年齢とその時の経済状況によって影響を受けるからです。

有効求人倍率(パート除く)

今年(2021年)50才になる人を想定してみますと、

高卒の場合・・・・・・・・1990.3卒
短大卒(現役)・・・・・・1992.3卒
4大卒(現役)・・・・・・・1994.3卒
4大卒(一浪)・・・・・・・1995.3卒
4大卒(二浪)・・・・・・・1996.3卒

ということになり、同年齢でも、社会に出る時期幅が6年程あります。1993年あたりを境に、うまく正社員になれた人、うまく就職ができなかった人と二分されている感じもします。「いつ社会に出たか」をキーにして支援策を打ち出す必要がありそうだと思います(遅きに失した感は否めませんが)。職歴をうまく積めなかった人が多くいる中で、いろんなトライアルがあればとも思っています。


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思い出の名曲を味わう!
(ジャケ写➝Amazonページへ)
私が持っているCD/DVDの中から。

2011年のオリジナルアルバム。シングル曲を含む全10曲を収録。8曲がメディアとのタイアップ。この多さは、聴く人を"惹きつける"楽曲を作る才能、メディア媒体の、"テーマに沿った"楽曲を作る才能が卓越していることの証だと私は思っています。そんな中でも、歌詞やメロディのオリジナリティ溢れるテイストは、すべての楽曲に通底していると感じます。オリジナルアルバムの良さはそういうところにあるのかもしれません。

この中から一曲を味わう。

2009年のソロ通算27作目のシングル曲。ドラマ主題曲。静かなピアノと優しい歌声で始まる導入部が美しく、サビでの一段突き抜けるようなハイトーンは私を感傷的にさせます。アレンジも控えめで、とてもシンプルな楽曲ゆえに"美しさ"が際立つ一曲。

📷 memory

私が唯一ファンクラブに入っている小田さんの歌唱・演奏が忘れられない。
暗闇の中の一本のピンスポ。このシンプルさが堪らない。構図がまるで一枚の絵画のように感じられる芸術的アングル。サビでの真っすぐな高音とロングトーンが永遠に続くが如く感じられ、心の震えを抑えることができない。感涙。(2008)。※