Excelの4大資格に挑戦!!
Excelを使い始めて25年以上。『自分の力試し』にと、主要な4つの資格取得にチャレンジしました。
仕事上の実務的に使うスキルと、検定試験で求められるスキルは異なるように思います。仕事で使うExcel機能は、だいたい限られてきます。使わない機能は全くと言っていいほど使いません。検定試験では、まんべんなく出題される感じです。全体的な理解度を試していると言っていいでしょう。
検定試験に合格しなくても落ち込む必要は全くありませんし、仕事で困らなければ問題ありません。
では、何のために受験するのか、『普段使いしない機能を覚える』ことに尽きるかと思います。そうすることにより、今までの使用方法の簡略化につながったり、効率化の向上につながったりとメリットがたくさんあります。ここでは、4つの資格について説明します。
MOS(マイクロソフトオフィス・スペシャリスト)検定
最もメジャーな資格と言えます。MOSは、『マイクロソフトオフィス・スペシャリスト』の略称で、マイクロソフトが認定する資格です。スペシャリストとエキスパートの2種類があります(エキスパートの方が難易度が高い)。是非ともエキスパートを取得したいところです。
まずスタンダードを受けてからエキスパートへという流れですが、私は数年前にエキスパートに合格していたので、今回はいきなりエキスパートを受験しました(Office2016)。その数年前の体験記はこちらに書いています。
エキスパートについての試験ですが、大問が5つで試験時間は50分。合格最低点は700点です。
使用する教材は、いくつも出回っていますが下記のテキストだけで充分でしょう。テキストを2回ほど通読しました。模擬試験が5つ付いているのですが、これは5回転くらいやり込み、間違えた箇所だけを後で集中して解きまくります。
本番の試験問題文の形式が模擬試験のスタイルとはだいぶ異なっていると感じました。ですから、分かるところから解答していって分からなかった問題を、時間ギリギリまで考えて解答しました。手応えとしては全く出来なかった感触で、『たぶん不合格だろうから半分くらい取れてればいいかなぁ』と強く思いました。
試験終了とともに画面に結果が表示されるのですが、『合格』と出て「うそっ!」と思ったのと同時に安堵もしました。2週間このテキストだけをやり込みました。
【結果】820点(合格)
個人情報保護の観点から画像に一部加工を施しております。
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テキストについてですが、他には『日経BP社』のものもお薦めです。前回は使用して今回は使用しませんでしたが、やっていれば上積みがあったかもとも思います。ただ、これで両出版社のモノを一通りやったことになりますが、個人的には『富士通ラーニングメディア社』の方が使いやすかったです。
この流れで、次々と受験していきました。Excelエキスパート(820点)、Wordエキスパート(738点)、PowerPoint(936点)、Access(862点)を合格(ちなみにWordエキスパートが非常に難しく感じられました)。マイクロソフトオフィス・マスターの称号をゲットするには、OutlookかAccessの合格が必要になってきます。ただOutlookは問題集が発売されていませんし、Win10のパソコンにはAccessがインストールされていません。ですから、今回はAccess2016を購入しインストール。そして模擬試験だけ6回転くらいやり合格。おかげでマスターの称号をゲットできました(Office2007に続き2度目)。下の写真が認定証です。
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【対策】
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Excelエキスパート・・・・・・・この対策ですが、テキストを熟読したほうがいいように思います。関数をメインに学習したほうがよさそうです。模擬試験だけではカバーしきれない面もありますので、面倒ですが、テキストを2回転以上、模試も5回転以上はやり込みたいところです。
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Wordエキスパート・・・・・・・この対策ですが、こちらもテキストの通読は必須かと思います。難しかったです。普段からWordを使用している人と、そうでない人とで得点がだいぶ違ってくると感じました。以前にOffice2007のWordエキスパートに合格していたので、模試を5回転くらいして試験に臨んだのですが、やはり合格点ギリギリでした。やはりテキスト内容の熟読は必要だと感じました。書式の設定をメインに学習したほうがよさそうです。Excelエキスパート同様に「クセ」のある出題形式だと思います。
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PowerPoint・・・・・・・・・・・・・この対策ですが、テキストは一切読まず模試を3回転して臨みました。スライドとアニメーションのモロモロをメインに学習したほうがよさそうです。基本的な事項を押さえておけば問題ないと思います。Access含めた4つの中で最も点数がとれるのではないでしょうか。
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Access・・・・・・・・・・・・・この対策ですが、テキストは一切読まず模試を5回転して臨みました。基本的な事項を押さえておけば問題ないと思います。テーブル、クエリ、フォーム、レポートが何たるかをメインに学習したほうがよさそうです。そしてデザインビュー・レポートビュー等の画面に慣れることも必要かと思います。PowerPointの次に点数がとれるのではないでしょうか。
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日商PC検定(データ活用:Excel)
この試験は初めてでした。日本商工会議所主催の試験です。『日商簿記』は耳馴染みがありましたが、こうした検定試験も実施していることを知りませんでした。やはりテキストが必要と感じ購入しました(Office2016)。
basic、3級、2級、1級とあります。これも自分の力を考えると『2級からだなぁ』と直感し受験することにしました。MOS試験との大きな違いは実技以外に『知識問題』があること。
2級の試験ですが、知識問題:30問で15分。実技問題は40分。合格最低基準は両科目ともに70%以上。
使用する教材は、下記のテキストだけで充分でしょう。テキストを2回ほど通読しました。模擬試験が3つ付いているのですが、これは10回転くらいやり込み、間違えた箇所だけを後で集中して解きまくります。
意外にと言っては何ですが、テキストに沿った問題形式が出たと思います。手応えとしては、割とあったように感じましたが満点とはいきませんでした。知識問題は知っていないと解けませんので、経験がものを言う感じです。知っていれば瞬殺で解答が可能ですが、知らないとどうにこうにも。そうした問題は時間配分の観点から捨てる選択もしなければなりません。
【結果】知識問題:82点、実技問題:95点(合格)
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★1級について...
知識問題が増加している印象ですので、今回はパス。
Excel®表計算処理技能検定
サーティファイ社が主催している検定試験です。これも初めての受験でした(Office2016)。
3級、2級、1級とあります。これも自分の力を考えると『2級からだなぁ』と直感し受験することにしました。MOS試験との大きな違いは、日商PC同様に実技以外に『知識問題』があること。
2級の試験ですが、知識問題:15問で15分。実技問題は90分。合格最低基準は知識問題・実技問題の合計得点において得点率70%以上。
使用する教材は、下記のテキストだけで充分でしょう。2級と1級両方の対策テキストになっています。テキストを2回ほど通読しました。練習問題もすべてやり込みました。模擬試験が4つ付いているのですが、これは5回転くらいやり込み、間違えた箇所だけを後で集中して解きまくります。2週間くらい。
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Excel®表計算処理技能検定試験(1,2級)問題集
(発行:サーティファイ)
テキストを充分にやり込めば合格基準に達すると思います。関数を中心に学習し、分からないと箇所はネットで調べたりしました。手応えとしては、割とあったように感じましたがイマイチでした。
【結果】総得点率:78%(合格)
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折角ですので、1級にもチャレンジしてみました。意外と知らないことが多く、学習し始めてから何度か『もうやめよう』と思いましたが、結果はどうであれ受験することに意味があるのだと自分に言い聞かせて続けました。学習方法は2級のときと同じです。やはり模擬問題を何度も繰り返しやり込めば、自ずと点数は取れるようになると思います。
いざ、受験してみると『2級のときよりは出来たかな』と思いました。ダメモトと開き直って勉強したのが良かったのかもしれません。
【結果】総得点率:84%(合格)
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Excel®ビジネススキル検定
最後に、Excel®ビジネススキル検定を紹介。サーティファィ主催のExcel試験です。
レベル別としては、スタンダードとエキスパートがあります。スタンダードから受検するのもよし、エキスパートにいきなりチャレンジするのもよし、自分のチカラに合った方を選択するのが良さそうです。私の場合はエキスパートから。
エキスパートの試験ですが、実技問題は60分。大問3題で大問ごとに1~5程度の設問。合格最低基準は210点以上(360点満点)。
上記3つとは違い、解答を導き出す方法は関係なく結果を重視した試験です。どのような導き出し方でもOKで、解答への柔軟さがあります。『正確性』と『効率性』がポイント。効率性は『解答時間の速さ』が関係してきますので、より正確に効率よく解答を導き出すことが求められます。つまり、より実務的な試験と言えるでしょう。是非一度は受験しておきたいところです。
この3つの資格試験を受けての感想ですが、難易度的には日商PC検定➝Excel®表計算処理技能検定➝MOSという順番だなぁと私的には思いました(MOSが一番難敵)。試験の合格と実務が比例しているとは必ずしも言えないと思います。あくまでも目安として活用することが望ましいでしょう。以前、私が働いていた物流関係の会社での出来事。派遣社員の面談で『excelはどのくらいできるの?』と聞いたら、これらの試験に合格していますとのことだったので採用したのですが、実務的には全く使えないようで応用が効かない印象でした。結局、一から教えることに。ですからexcelを実務で何年使用していたかが重要なポイントだと気が付きました。
追記:
7年前に、Excelエキスパート、Wordエキスパート、Access、PowerPointに合格し『MOSスペシャリストマスター』の称号をゲットすることができたのですが、その時のExcelの問題よりも難しくなっている感じがしました。それぞれ機能がバージョンアップして追加されたりしていますので当たり前かもしれませんが、常に最新バージョンの『試験合格』をどれか一つでも持っておきたいところです。
また、物流事務に関係する資格については別途書くことにします。
- early summer 2022 (小田和正)
2022年のアルバム。9曲中8曲がタイアップ曲という素晴らしさ。それだけあらゆる媒体から求められている証だと思います。どの楽曲も耳馴染みのあるものばかりで、贅沢な気持ちにさえなります。
収録曲の中でも『この日のこと』が収められているのには感慨深いものがあります。毎年放送している「クリスマスの約束」のテーマ曲だからです。番組開始(2001年)時にこの番組のために作られた楽曲で、今までは音源化されていませんでした。番組開始からはや20年以上が経ちますが、その原点ともいえるものだと思います。感激。