必見! 物流業界関連の知識もろもろpart1
様々な物流系企業の業態
ひとくちに「物流会社」といっても、その形態は様々です。
〇〇運送、〇〇運輸といった輸送業を主に担っている企業、△△倉庫といった倉庫業を主に担っている企業、また、現場作業を行う荷役業を主に担っている企業、そして、それらを管理する管理業を主に担っている企業(3PL企業、物流子会社etc)、あるいは一社で、これらすべてをやっている企業、など本当に様々です。企業形態は様々であっても、それぞれの会社が、物流という大きな枠組みの中で大切な"役割"を担っています。どれ一つ欠けても、サプライチェーン(供給の鎖)は成り立たないことでしょう。
昨今の日本では、自然災害が頻繁に起こっています。その度に"物流網"が寸断され日常生活に支障が出ることも多くなってきました。その都度、物流の重要性を痛感しています。物流に携わっている一人一人の"チカラ"が社会インフラを支えているのだと実感するのです。
- 30周年記念ベスト~テーマ・ソングス~(通常盤) (稲垣潤一)
2011年のベストアルバム。ヒットシングル曲のオンパレードの一枚。CM、テレビなど多方面のメディアのタイアップ作品で固められており、一度はどこかで耳にしたことがある楽曲ばかり。これだけ起用されるということは、楽曲のクオリティの高さとともに、シンガーとしての確かな実力が認知されている証だと思います。個性的で魅力的な歌声は心に残り、幸せになれる一枚。
1986年のシングル曲。電機メーカーのCMソング。ミディアムテンポのリズミカルな旋律が心地いい。爽やかさとサビのキャッチーな作り込みが堪りません。個性的な歌声は誠実さを象徴していて素敵です。けれんみの無いアレンジも格好いい。お洒落なサウンドを感じます。
物流センターとは
「物流センター」とは、その名の通り「物流拠点」であり、物流に関するエッセンスが詰まっている場所だと感じています。
誤解を恐れず極めて簡略化して言えば、商品や製品が「入荷」してきて、それを在庫として「保管」し、指示に基づいて「ピッキング、出荷」し、必要であれば「包装・梱包」し、必要に応じて値札を付けたり(流通加工)し、事務所や現場で"伝票やラベル"を発行(情報処理)し、最終的にモノをトラック等に載せて「輸配送」し、これらをトータル的に「管理」するという業務で成り立っています。
ですから、物流機能としてのコストは、「輸送」「保管」「包装」「流通加工」「情報処理」「物流管理」の6つに分類されることが多いのではないでしょうか。
これらは「費目(ひもく)」とも呼ばれますが、とても大事な概念だということを知るには少し時間がかかったと記憶しています。また作業費を、荷役費として分けて考える場合もあり得ると思います。
物流センターは大きく分けて、大規模拠点(いわゆるターミナル)と配送拠点とがあります。大規模拠点では、ストックしている在庫を配送拠点に持っていくという機能があります(出荷指示がかかり移動させるもの、単純に在庫数量調整により移動させるものetcいろいろありますが。後者は"横持ち"といったりします)。配送拠点では、その名の通りエンドユーザーに配送する機能があります。
物流センターで、様々な問題にぶつかりました。いわゆる"物流事故"と呼ばれたりしていますが、多種多様です。
・納品時間遅れ
・外装箱破損
・製品破損
・製品紛失
・誤出荷、誤配送
・製品盗難
上記は、すべて経験しましたが、挙げればキリがありません。ただ中でも製品破損は厄介で、荷主へ代替品をお願いすると同時に弁済処理があったりします。大きな会社では、"総合物流保険"なるものに加入しているケースも多くそれで対応したりすることもあります。
また社内では、弁済のための"稟議書"を書いて幹部に了承してもらう必要も出てきたりするでしょう(金額が大きい場合などは特に)。特に予算に組み込んでいるものか、そうでないものかが重要です。組み込んでいない予算外の場合は他項目から充当するか、追加で了承をもらうかです。あと流れですが、ざっくり言えば担当が作成し、課長、部長、役員、社長と承認してもらいます。ただ、金額によっては最終決裁者が部長だったり役員だったりもします(あまりに安価なものは社長の決裁は不要という考え方)。
初めは稟議書の書き方さえ知らないものですから、何度もパソコンで作り直した思い出があります。ただこうした問題を一つずつ処理することによって、幅広い対応力が身についていったのだと思っています。
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ここで一服して、文具品の紹介。
会議では、いろんな人の発言が飛び交います。
誰がこう言った、あの人は消極的意見だったとか、その議論の要点をまとめ文字に起こすモノが「議事録」です。書く人が決められていて、会議中に盛んにメモをとるパターンも。今では、どうでしょうか。短めの会議や打ち合わせならば、それで充分だと思います。ただ、長くなるとICレコーダーを置いて後から聞き返しながら、というスタイルが多いのかも。よく、このペン型のレコーダーを使っていました。あと、病院の診察室内での会話も、チャレンジしたことがあります(心身ともに参っていると聞き流してしまうので)。便利な世の中になりましたね。
このようなプロジェクトに関わったこともありますが、なかなか大変です。社内・社外問わず様々な関連部門とのすり合わせや交渉が必要なので、実際に運用が軌道に乗るまでは、落ち着くことができなかったと思います。ただ、うまく行った時の達成感は大。
- clover (hiro)
2005年のシングル曲。あの有名なアニメのエンディング曲でした。グループ時代からその歌唱力には定評がありましたが、やはりお上手。テンポの早いスピード感あるメロディー展開と、派手さは無いものの妙に耳に残るサビの完成度はクオリティが高い。ハイトーンも軽く力まず出せるのは才能か。
一時期、このアニメのDVDを買い漁っていて、少しずつ増えていきました。アニメとはいえ明確な社会的テーマを題材にしたストーリーが多いのは、命を扱っていることに加えて原作者の強いメッセージでもあっただろうと思います。
費目とは
コスト管理を始める前に知っておけば良かったなぁと思ったものがあります。それが費目というもの。「費用の項目」と解釈していいと思いますが、物流センターでは様々な費用が発生します。それを決められた「費目」に仕分けすることになります。この費目という概念は、一般的には機能別区分として輸送費、保管費、包装費、流通加工費、情報処理費、物流管理費の6つがメジャーだと思われます(もちろん、独自の分類をしている会社もあると思いますが)。そして、どの費用を物流コストと捉えるかは、その企業の考え方によるのではないでしょうか。ですから、スムーズに物流コストについて知るには、まずは、その種類を理解する必要があります。
会社では、通常「支払」と「請求」があります。取引業者への支払いと顧客への請求です。顧客や取引業者の数が多ければ、それだけ請求書などの書類が増えてきます。コスト担当者は常に書類と格闘していると思います。とはいえ、ITが発達した現在、電子化されたデータでの処理を行っているところも多いでしょう。
ただ、ここではアナログ処理を前提に考えてみたいと思います。仕組みを理解していて「システム」を使うのと、仕組みを知らないでただボタンを押して処理しているのでは、雲泥の差だと思うのです。「売上」と「売上原価」は、必ずこの費目のどれかに該当させるようにしていました。基本的には経理部門で決めたルールに従って分類するのだと思います。そして、支払コストには、売上に対する売上原価(直接原価)と間接費(間接原価)とがあります。ただ分類が微妙な性質のコストもありまして、売上原価と間接費のどちらにするかは、これまた企業の考え方によって異なるでしょう。
物流センターではいろんな業務がありますから、価格の種類もたくさんあります。私自身一度にすべてを理解することは難しく、少しずつ社内の他の物流センターのコスト担当者に教えてもらったりしていました。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ですから、分からないまま次に進まないようにしていました。この"価格"については、請求書の作成だけではなく、見積書や契約書の作成や価格交渉、プロジェクトでの価格設定やシミュレーション等、あらゆる場面で使うことになりました。そこで、よく使用していたものを書いてみたいと思います。
(注)
価格は当事者同士で決まるものですから、その実態は基本的にはオープンになりません。ですから、このコラムに記載している単価等は、あくまでもイメージしやすくするために、架空の数値を記載しています。根拠のあるものではありませんので、予めご了承ください。
- 伝えたい言葉 〜涙のおちる場所〜 (I WISH)
2003年のファーストアルバム。バンド初期のシングル曲、アルバム曲を中心に収録されています。ポップからバラードまでと幅広い"色"を堪能できる一枚。
2003年のファーストシングル曲。バラエティー番組の主題曲。イントロのピアノの一音一音が綺麗です。無理なくサビへ向かうメロディーの広がりは、未来への希望に満ち溢れている感じ。心地いい歌声はファルセットも含めて自然体。心に残っている一曲。
病気で苦しんでいた時に毎日のように聴いていて、随分と励まされました。聴くともなくCDをかけて、何とか前向きに考えようとしていた苦い記憶とともに、心の中にしまってある楽曲。
次は、輸送費、作業費、保管費についてです。