こぼれ話をもろもろ...
会社員として歩んできた〇十年で感じたことなどを、徒然なるままに書いていきます。
- SUMMER SELECTIONS (杉山清貴)
1990年のベストアルバム。シングル曲、アルバム収録曲など全16曲を収録しています。アルバムタイトルを想起させる夏色の名曲たちを収めた一枚。すべてに通底しているのは、"ザ・爽やかさ"と言っていいと思います。どれも軽快で心地いいハイトーンが耳を包み込んでくる感じ。作曲家としての才能も充分に発揮されており、名盤。追記:この楽曲のシングル版のジャケ写のカッコいいこと、この上ない。
- さよならのオーシャン
1986年のソロデビューシングル曲。重厚感いっぱいのイントロサウンドが華麗。エレキのキレが印象に残ります。透明感のある歌声が涼やかながらも、サビではパワーあるハイトーンが響き渡っています。アレンジワークも格好いい。高低音域を自由自在に行き来する安定した歌唱力に脱帽と感動。
私の青春は、これらの楽曲抜きには語ることができない。それほど影響を受け、その楽曲たちとともに青春を過ごしてきたのだ。レコードではなく、初めて買ったCDもソロデビュー曲だった。私の音楽の好みのテイストも、元をたどればここに行き付く。ジャケットスーツにサングラスがキマッていて、大人になったら絶対に真似しようと心に決めた記憶。
#1◆読書
物流に関する書籍は、よく買っていたと思います。ただ、半分くらいは、読み切れていないと思います。初めのうちは一気に読み進めるのですが、集中力が切れてくると本棚に積むことになり、"ほこり"をかぶることになっています。
そんな中で、一応読み切った本を、4冊ほど挙げてみたいと思います。
※
わたしは、大学時代に「物流」に関する講義を受けていませんが、それが良かったのか悪かったのかは分かりません。ただ、そんなに深い学習でなくても、広く浅くくらいはやっていた方が良かったかなと今になって思います。これからも、機会があればそれを逃さず、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
ホケットサイズの大きさが良いです。隙間時間に、サクサク読めますし、平易な文章ながらも、全般的に網羅されている印象で、肩を凝ることなく読破出来ます。入門的には最適な一冊かなと感じます。
とても読み易く、一気に読んだ記憶があります。平易な文章に加えて幅広く「物流」について書かれており、俯瞰的に理解することができたと思います。
お三方の著書は他にも読んでいますが、あまり物流に詳しくない人には、最良の書籍だと感じますし、最新事例も取り入れており実務経験者にとっても有益な内容だと思っています。
入門的には最適な一冊かなと感じます。
コスト関連業務に従事しているので、手が伸びた書籍でした。ですから、尚更読み込めたと思います。明瞭なポイントが提示されたりしていて、"ヒント"を与えてくれるような本でした。自分のオリジナリティを加えて、活用したいところだと思っています。
本格的な専門書だと思います。1回通読しただけでは理解しきれませんでした。ただ、何回か読み込むと、その細かい内容や数式も頭に入ってくる感じがあります。個人的には、大学のテキストレベルかと感じていますが、骨太な名著だと思っています。
1999年のオリジナルアルバム。シングル曲とアルバム収録曲を全13曲を収録。ここではリマスター盤を紹介。透明感のある美しい歌声はどの楽曲でも感じられます。"言葉"を紡ぎ出すソングライティングの才能の豊かさは稀有。いろんな彩りのメロディと自分の歌詞とを溶け合わせるセンスが抜群で、クオリティの高さは傑出しています。切り裂くようなキレのある高音ボイスとは別に、低音域での安定した歌唱にこそシンガーとしての魅力の多くが詰まっているように思えてなりません。名盤。
- 息もできない
1998年のシングル曲。サビから始まる楽曲はいくつかありますが、この楽曲もそのひとつ。アレンジワークもカッコよく輝いている感じ。間奏のエレキのキレも秀逸です。割と低めの音符に丁寧に歌声を載せ、サビへと駆け上がっていく展開は美味。清涼感のある唯一無二の歌声は、神様からのプレゼントなのかもしれない。
大晦日の夜から元旦にかけて、二人で初詣に。寒さの中をかなりの距離を歩いていました。本殿までは長蛇の列で、なかなか辿り着きませんでした。はぐれないように手を握り、途中で列を離れて"露店の焼きそば"を分け合って食べた記憶。
#2◆新入社員の電話の試練
物流センター内の事務所勤務でしたが、最初の仕事は電話対応です。どの会社でもそうだと思いますが、新人の最初の難関です。
まず、相手の会社名と名前が聞き取れない、省略した言葉で話してくる、業界独特の用語が飛び交う、などなどです。
まるで外国語。
まともに仕事の中身を知らないのですから、当然相手の質問には答えることができません。何度も聴き返し必死にメモを取り、いったん電話切って先輩に聞き、また電話するという繰り返し。
今では自然と行っていることですが、
-
相手の会社名と名前を確認しメモる
(この際の決まり文句『いつもお世話になっております。』お世話になっていなくても言います) -
誰宛ての電話なのかを確認しメモる
(担当者が不在の場合の決まり文句『○○はただいま席を外しております。戻り次第掛け直させて頂きます』) -
どういう用件かを確認しメモる
(一応『・・・・の件ということで宜しいでしょうか?』と復唱します) -
自分で対応できなさそうな場合は、その旨を伝える
(『恐れ入りますが、担当が戻り次第連絡させて頂きます。』と納得してもらいます)
すぐには出来ないかもしれませんが、段々慣れていきます。
なかには、すごく怒ってくる方もいらっしゃいます。最初の1カ月間で、メンタルはボロボロ。電話恐怖症になったくらいです。ただ、ここで逃げたら負けです。外線と内線の呼び出し音は普通違うものですが、外線電話は積極的に取りに言っていました。すると耳馴染みのない言葉も分かってきます。
電話対応に関する書籍が何冊も販売されていますが、実践を通して学んでいくことが近道だと考えています。それでも心配な方は、一冊くらい( 例えば:新版 電話応対&敬語・話し方のビジネスマナーPR )、読んでみるのも一考かと思います。
しかし、「慣れ」とは怖いものです。少しずつ相手の言っていることが分かるようになってきました。そうなると、仕事の流れもだんだん見えてきます。入荷担当、出荷担当、在庫担当、配車担当、イレギュラー対応など、現場管理的な運用の仕事を徐々にこなせるようになっていきました。
配属されて最初の一週間いや3日間くらいが最も苦しく、そのあたりで辞めていった人も何人か見てきました。"電話が取れるようになれば一人前"とよく言われましたが、その通りだと思います。
だいぶ前から、オレオレ詐欺的な電話が頻繁に掛かってくるようになっている世の中。今の電話は、電話帳登録しておくと着信時に名前を出せるようになってきています。まぁ、本当に用がある人は、留守電に入れるでしょうから、心当たりのないものは、完全無視(受話器を取らない)が一番。今では他にもいろんな機能がついていて、「この会話を録音します」的なメッセージを流すことも可能。電話機の進歩も素晴らしい。
思い出~引継ぎ~
ひと通りの仕事を経験した後、今までコスト関係の仕事をしていた人の異動により、私が引き継ぐことになりました。
簡単に言えば、物流センターのお金の管理です。
経理部での経験もなし、簿記すら昔々に取っただけ。そして引継ぎ期間が1週間くらいでした。相当苦労しました。なにせド素人なのです。顧客や協力会社への挨拶周りを済ませましたが、何度も失敗しながら、まぁ、落ち着いてできるようになるまでに3年くらいはかかったと思います。
お断りしておかなければならないのは、決して「いわゆる経理部門」での仕事内容ではありません。このコスト管理の仕事は、会社によって担当する部署は、まちまちだと思います。もちろん「経理部門」で行っているところもあるでしょう。
引継ぎで最も困るのは、手順書が準備されていないこと。口頭で説明されてもメモを取るので精一杯。内容などは二の次で、パソコンの操作を覚えるしかありませんでした。
こうした経験を、そう遠くない未来に起こるであろう「私からの引継ぎ」を考えて、分厚い手順書を作り始めたのだと思います。
- 失恋ソングス~卒業編 (オムニバス)
2005年のオムニバスアルバム。卒業をテーマにした言わずと知れた名曲を集めたアルバム(全15曲)。下記の楽曲ではないのですが、ラスト15曲目の楽曲がこのジャンルというのは私には意外でしたが、「ありかも」とも思います(題名を知らない人はいないかも?の映画の主題曲)。
- なごり雪 (イルカ)
1975年のシングル曲。卒業シーズンの定番曲であり名曲。やさしく包み込むような歌声と、情感たっぷりの歌詞が重なり合って暖かい。高低のあるメロディーラインが気持ちを波立たせるよう。柔かな高音がキレイで懐かしみと心地良さを感じます。名曲。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんのカバーが忘れられない。
ピアノの音色が美しい。ライティングが歌詞の情景描写を際立たせている。ゆっくりと決して急がないカメラワークが楽曲に深みを与えているようにさえ感じるのだ。そして、終始抑え気味ながらも、気持ちの揺れが伝わってくる歌唱姿に感涙。(2015)。
子供心に深く染み込んでいます。あまりにも有名なラストのフレーズは、シンプルな言葉ゆえに、主人公の本音が切々と伝わってきます。自分の実体験に照らして、そう思う人は多いのではないでしょうか。
#3◆疲弊する通勤
一般的に、物流センターや倉庫は、駅前にはないと思います。広大な土地が必要であり、加えて幹線道路へのアクセスが容易という条件から、必然的に駅から遠い場所になります。駅近の職場に勤める友人を、いつも羨ましく思っています。
最寄り駅にたどり着いたとしても、そこからバスということが多く、通勤時間は当然長くなります。物流センターや倉庫に着いたときには、既に疲れている感じ。
物流という業務の性質上、シフト勤務や夜遅くなることは避けられません。ですから、"車通勤"が認められている会社も多いと思います。ただ、帰り道は、気を付ける必要があります。
とても疲れていますので、事故だけは起こさないようにしなければなりません。あまりにも疲れているなぁと自覚しているときは、電車とバス(たまにタクシー)で通勤していました。本社以外、つまり物流センター勤務である限り、避けられないと思っています...
この頃から疲弊してるなぁと感じると、サプリメントを買って飲み、毎日の活力と元気を維持しようと試みていました。今でも継続して飲んでいますが...。
最初の職場は勿論今でも、電車・バスを乗り継ぎ、家から2時間超えの通勤時間...朝はそれなりに頑張れますが、帰りはヘトヘト。
#4◆仕事の『自己評価』を考える
ここでは、会社での「 評価」について、考えてみたいと思います。
日本の雇用形態は、ここ数年で大きく変わってきていると思います。それまでの日本は、「終身雇用」「年功序列」といった言葉に表されるように、わりと安定した雇用状況だったと思います。ただ、高度経済成長期のような高い成長率が期待できなくなってきた昨今、より「成果」も求められる時代になってきていると感じます。
勤務評定が「成果主義」に変わった企業もだいぶ増えてきたと思いますが、その良し悪し、賛否についてはいろいろとあると思いますので、その切り口はひとまず置いておきたいと思います。
私は、評価(成果評価)とは、「自ら計画的に、ある一定の成果を設定し、その到達度を数値にて図るもの」と解釈しています。極めて実現困難な目標の設定は論外ですが、仕事においてある程度高めの実現可能な目標を設定する必要があると思っています。
また、数値化できない目標設定は、評価が難しいと思いますが、そうしたものの中にも重要な仕事があるようにも思うのですが、どうでしょうか。
ここで気を付けているのは、目標達成に主眼が置かれるあまり「数値」を"追いかけるだけ"の仕事ぶりにならないようにするいうことです。
昔は、私のいたらなさで上司や先輩社員などから、お叱りを受けたことも少なくありませんでした。そうした経験の中で、「社会人としてどうあるべきか」を教えてくれ出さった上司がおられました。
それを、私なりにカスタマイズしながら自分の仕事への接し方を考えてきたと思います。
"私が自分に課している心構え"と前置きさせて頂きますが、主に以下の5項目を頭に入れて仕事をしています。
「私流の仕事への取り組み方」と言い換えてもいいのですが、業績以外での評価としても、当てはまる所が多いのではと思っています。一社会人として持つべき、基本的な事柄かもしれません。
服務遵守
服務とは、
社員にどのように働いてほしいのか、という"会社の期待すべきふるまい"と言った感じ。
例えば、以下のような...
- 規則や指示に従って、意欲的に日常の業務に励んだか
- 新しい仕事に対して、いつも積極的な意欲で取り組んだか
- 組織の中の自分の立場をよく理解して、仕事の処理にあたったか
- 業務上の連絡や事務的な報告および相談が、的確であったか
◇
4つ目は、いわゆる「ホウレンソウ」と言われる「報告」「連絡」「相談」の話ですが、社会人としての基本だろうと思っています。これらを実行する際に重要だと思うのは、"適切なタイミングを逸しない"、"手持ちの仕事に支障をきたさない"ことだと感じています。
若い頃は、「なぜすぐに報告しないんだ」とよく叱られていました。後で報告しようと思っていた、とは言いませんでした。"手際の良さ"が身につくまで少し時間が掛かったように思います。
的確な業務遂行
仕事をする上で、
指示を受けることは多々ありますが、漫然と仕事をするのではなく、取り組む事柄の優先順位をよく考えること、と言った感じ。
例えば、以下のような...
- 仕事の内容をよく理解して、適切な業務計画をたてたか
- 新しい情報や新しい知識の吸収に積極的に取り組んだか
◇
仕事をする際には、常に計画性を持ってスケジューリングをすることが大切だと思っています。どんなに準備しているつもりでも、人間ですから"漏れ"はあり得ます。学生時代は、手帳はあまり活用していませんでしたが、社会人になるとそうもいきません。
また、2つ目の情報収集に関しては、書籍の購読やセミナー参加など、率先して情報に触れるように努めるように心掛けていたと思います。"指示待ち"スタンスは避けたいと思っています。休みの日には、本屋さんに行って、いろんな本を立ち読みして良さそうなものを買っていました。
仕事への真摯な取組み
仕事への取組みとは、
様々な活動に対して誠実に取り組む心構え、
と言った感じ。
例えば、以下のような...
- 仕事の目的を充分に理解しているか
- 仕事の失敗時やイレギュラー時の対応は、迅速かつ適切であったか
- 仕事の結果を整理して、次の仕事に備えているか
◇
一般的に決められた仕事があると思います。1つ目の、その仕事はなぜするのか、という背景に充分に思いを馳せることが大切だと思います。そうすると、自ずと取り組む姿勢が出来てくると考えています。とかく漫然と仕事しがちな私には、とても重要な要素だと思っています。また、ただ与えられて仕事を"こなす"だけではなく、そこに自ら付加価値を作りだして、最終的には分析を行うように心掛けたいと思っています。
作業能力の分析
これは、
自分の業務処理能力についての分析、
と言った感じ。
例えば、以下のような...
- 仕事はいつも手早く処理したか
- 仕事の処理が的確で、結果はいつも良好であったか
- 仕事ぶりが無理なく安心感があるか
◇
自分の仕事の処理を、客観的に分析し冷静に見つめ直す時間的余裕を持ちたいと思っています。なかなか難しいことだと感じていますが、余裕のない中で仕事をすると、大きい小さいに関わらず"ミス"を誘発しやすいと、経験的に思います。いい意味での"余裕"を持ちたいものです。また、3つ目の「安心感」も地味に重要だと思っています。職場の人たちは、意外と他の人の仕事ぶりを見ているものです。落ち着きがなく、いつもセカセカしていると、周りも殺伐とした感じになりがちです。「あの人に頼むと、安心」と言われるようになりたいと、いつも考えています。
業務成果の分析
これは、
自分の仕事の成果について、さまざまなアングルから分析する視座を持つ、
と言った感じ。
例えば、以下のような...
- 仕事の成果は、予定または計画と比較してどうであったか
- 仕事に対する習熟度や上達度は、どうであったか
- 仕事の成果は、前年と比較してどうであったか
◇
成果を分析するためには、無計画ではできないので、計画性が求められると思います。そして、その達成具合を自ら分析・判断する力を養っておきたいと思っています。上司による評価も大切ですが、それと同じくらい、自分で分析・評価することの価値は大きいと思っています。これまた、難しい視点だと感じていますが、とりわけ2つ目のスキルアップというアングルから見れば、やはり何かしらの"指標"を自分で設定して、取り組みたいと心掛けています。一朝一夕にはできませんので、実務において、または生活の中においての"日々の積み重ね"を大切にしたいと考えています。
※
真剣に取り組むという私的見解
上記項目は、極めて個人的視点に振れすぎていてる面が否めませんが、こんな考えをする人もいるんだなぁと、軽く受け流して頂ければ幸いです。これまでの〇十年の会社員生活の中で、有形無形に関わらず、徐々に形作られてきたのだと思っています。今後も、これらをベースに精進していきたいと考えています。そして、数字の成果だけではなく、何よりも「誠実に仕事に取り組むこと」をテーマに、働き続けたいと思っています。
- 自己ベスト-2 (小田和正)
2007年の通算4作目のベストアルバム。前作の同名ベストアルバムの第2弾。2007年までのシングル曲をメインに、過去のアルバム収録曲やソロ以前のセルフカバー楽曲も収められていて、ギュっギュっと凝縮されています。前作同様、ウィンターパッケージ仕様も発売されました。ほとんどの楽曲がタイアップされていて、一度はどこかで耳にしたことの多い楽曲が揃っています。前作と合わせて名盤。
2007年のソロ通算25作目のシングル曲。ドラマ主題曲。サビでの硬質なハイトーンは、安定感抜群で爽快感満載。瑞々しいまでの歌詞が心に染みます。ストリングスやエレキの音色も美しく響き、アレンジも洒脱。リズミカルでポップなこの楽曲は、私の中での"ザ・ラブソング"。
この曲が好きだと言っていた。一緒に歩いているときに、「サビの歌詞を言われたら嬉しいもの」と言われたことが忘れられない。なかなか言葉にするのが照れ臭いほどの直球の歌詞が素敵。
以前、広告業界を舞台にしたフジテレビ系で放送された月9ドラマの主題曲( キラキラPR )も担当されていましたが、楽曲とストーリーがマッチしていました。リアルタイムでも観ていましたが、2年後くらいの再放送(16:00くらいから)を録画して観ていたと思います。どうしてもDVDが欲しくなり、当時はネットショッピングが今ほど普及していなくて(少なくとも私がネットショッピングし始めたのはもっと後)、会社帰りに遠回りして家電量販店にDVD-BOXを買いに行きました。
レジの後ろのガラスのショーケースにあるのを指さして「あれ買いたいのですが・・・」と恐る恐る言ったら、店員さんが「あぁ、今再放送しているやつですね」と言ってくれたことを思い出します。家に着いたのがだいぶ遅くなったけれど"ウキウキ"でした。私の大好きな女優さんが輝いています。
おわりに ~物流のコスト管理業務~
物流系の会社で勤務し始めて、長い年月が経ちました。これまでの経験や自分なりに学んだことなどを思い出を振り返りながら、"肩の力を抜いて"書いてきました。私が従事してきたコスト管理業務は、「物流」のほんの一部分にしか過ぎません。まして、私に簿記や会計の専門知識が豊富にあるわけでも経理部門で従事したことがあるわけでもありません。
また、この記事はテキスト本でも何でもありません。私個人が思う狭い範囲の知識だと認識していますので、誤って書いている個所もあるかもしれませんが、ご了承願います。ただ、公であるウェブサイトに掲載する以上、客観的事実においては、正確を期すように努めてきたつもりです。
コスト管理の仕事を行っていく上で、必要なことは何でしょうか。社会人としての必要な基礎的素養はもちろんですが、とりわけ必要だなぁと感じることを、私なりに考えみたいと思います。
★幅広い対応力を養う
請求書の発行、業者への支払処理などの業務は、「コスト管理担当」が担っている場合が多いと感じています。その内容は、複雑多岐にわたります。それゆえに、幅広く運用業務に精通していることが求められると思っています。
加えて、「時間」との闘いを強いられる業務でもあると同時に、手際の良さと正確性、他部門との調整力も強く求められる業務でもあると思います。仮に手順書が完備されており、チーム制を敷いていたとしても、代わりの人がすぐにできるというものでもなく、私流の言葉でいえば、「職人的」な面が非常に濃いといえるのではないでしょうか。
とりわけ、引き継ぎ時などは時間も限られており、その中で仕組みをしっかり理解することは私には難しいことでした。どんな仕事もそうですが、やはり経験を積むことによって、徐々に知識が増えていきます。ただ事前にある程度の知識があれば、より効率的かつ体系的に理解することが可能になるのではと考え続けてきました。
★全体の仕組みを理解する
また運用業務の内容を知らないで機械的に数字を処理しているだけでは、単なる計算屋になってしまいます。ですから、運用業務とコスト管理業務を同時にできる力があって、はじめて一人前の物流管理担当者と呼ぶことができるのだと考えています。"物流センター"という場所はある意味ユニークな場所ですが、その役割は非常に大きく、まさに物流業務のエッセンスが詰まっている場所と言っても言い過ぎではない気がしています。
さらにいえば、物流業務のみならず、経理、購買、システム、総務、営業といった様々な社内部門や様々な顧客や取引業者と関わることから、幅広い知識と経験を得ることができる貴重な場所であると感じています。急速に発達した現代の情報化社会においては、あらゆるものがシステム化されていく傾向にあり、コスト管理も例外ではないと思います。むしろ、その煩雑性から、システム化される優先度が他の基幹システム同様に高いともいえます。ただ、どんなに複雑で時間のかかる作業がシステム化されたとしても、そのアウトプットがどのような仕組みで成されているのかを理解しておくことは重要だと感じています。
★基本を理解し発展させる
もちろん、簿記や会計の知識、経理部での実務経験などがあれば、それに越したことは無いわけですが、そうした人達だけが、物流センターや事業所のコスト管理業務に携わっているとは限りません。"私の極めて個人的な物流コストに対する経験的手法の一つ"、として捉えて頂ければ幸いです。
そして、業務は日々変化していますので、管理方法もそれに基づいて変化していくことは至極当然かと思っています。それゆえに、基本的考え方を、抑えておく必要があると感じています。つまり、基礎的知識をもとに自分流のやり方を確立し、それをいつでも他の人に論理的に説明することができることが大切ということが、長いことコスト管理業務を経験してきた中で痛感したことの一つです。また、本コラムが一人でも多くの方に役立つことを念願してやみません。
- 君がいたHoly Night (Sepia'n Roses)
1992年のシングル曲。アルバム「Stay Diamond」収録。バラエティ番組のエンディングテーマとして流れていました。サビの"5音"のインパクトが大。弾むようなリズムからのサビへの展開がキャッチーで、私好みのメロディーライン。間奏のアレンジもいい。とても好きな楽曲で、今でもよく聴いています。歌詞にも共感。