昭和から現在までの楽曲から、150曲を厳選した『私の青春プレイリスト』です(感想談付き)。
わたしの青春プレイリスト150曲!! part1
- Alone (岡本真夜)
1996年のシングル曲。アルバム「RISEⅠ」収録曲。主人公の切ない心情を映す歌詞が、ゆったりとしたメロデイーの浮船にのっかっています。鼻の奥がツンとなる感じ。伸びやかでありながら"ささやく"ようにさえ聴こえる歌声がなんともいえません。珠玉のバラードです。
"ネクタイ"を初めてプレゼントでもらった時に流れていた記憶。よく聴いていました。当時、歌詞にまで思いを馳せることができていたかは、甚だ自信がありません。夜景の見えるタワーの展望フロアー。並んで見ていた。手を突っ込んでいたコートのポケットに、"すっと"手を入れてきたとき、"ふっと"私の息は止まりました。
- It’s only a Ballad (中西保志)
1995年のベストアルバム。バラード系楽曲を全12曲収録。全体を通して感じられる都会的サウンド、
1992年のシングル曲。大ヒット曲です。とても美しいアレンジとメロディー。主人公のストレートな想いの言葉は、澄んだ歌声に乗って心の奥底に突き刺さってきます。骨太な楽曲。
恋の終わりの理由は一つなどではないのかもしれない。こちらの気持ちが"小さな風船"のときに、向こうは"大きな風船"、こちらの風船が大きく膨らんできたときには、向こうは小さくしぼみ始めている、そんな感覚。2つの風船が同じくらいの大きさでいるとき、幸せがそこにあるのかも。下手ですが私のカラオケ定番曲。
1994年のベストアルバム。シングル曲30曲を収録。このシリーズの第1弾ですが、デビュー曲からいわゆる"バラード3部作"の2作目までが少年から青年へと成長していく過程を楽曲と歌声を通して十二分に感じられる一枚。独特の歌いまわしが円熟期を増していく様は感慨深いものがあります。名盤。もちろん第2弾も名盤。
1994年のシングル曲。バラード3部作の2作目。キラめくようなイントロの音色は流麗にして洒脱。静かな低音から始まり、徐々に階段を駆け上がるように展開するメロデイーラインが私の気持ちを高揚させる。サビの伸びやかな高音が心地いい。サビのフレーズは主人公の正直な気持ちを見事に表現していると思います。名曲。
気持ちを持っていかれたときの私の心情が、サビのフレーズに凝縮されてる気がします。こういう葛藤があってこそという感じもします。そこを頑張って拙い言葉でも、"相手に気持ちを伝えること"が大切なのだと、歳を重ねるたびに思うのです。
- TOP OF THE POPS (桑田佳祐)
2002年のベストアルバム。シングル曲、アルバム収録曲、コラボ曲と充実した全26曲を収録。名作揃いのナンバーで埋め尽くされており、飽きさせません。メロディメーカーとしての優れた才能。個性的な日本語詞を、縦横無尽に音符に乗せる類稀なセンスに脱帽です。名盤。
- BAN BAN BAN (KUWATA BAND)
1986年のシングル曲。サビから始まるこの楽曲のインパクトは抜群。洋楽と邦楽をミックスさせた雰囲気を感じさせる洒脱な一曲。アレンジワークも煌めき感に溢れています。思わず口ずさみたくなるサビフレーズに長めの英語を使いつつ、仏語を足すセンスが秀逸。
塾の帰りによくゲームセンターに通っていました。その店内に流れていた記憶が鮮明です。まだ長い学ランを着た方々が"いらっしゃった"時代、こわごわしながらも熱中していました。
- REVIEW ~BEST OF GLAY~~ (GLAY)
1997年のベストアルバム。バンド初期のシングル曲、アルバム曲を中心に収録されています。ロックからバラードまでと様々な"表情"を堪能できる一枚。躍動感あふれる歌声は、"お洒落な"エネルギーに満ち溢れています。名盤。
1996年のシングル曲。終始ギターのイントロの響きは麗しい。胸に迫る言葉の数々と、音符の階段を駆け上っていくハスキーハイトーンは絶品。どこか切なげでありながら、若者らしい真っすぐさと熱さをも兼ね備えています。メロディーライン展開も起伏に富んでいて胸を打つ。実直かつ上質なラブソングだと思っています。
好きでこの曲を聴いていた、あの夏の日。花火大会に行くのに待ち合わせた駅の改札。ベンチに座り改札を眺めていたら、反対側から声がした。振り向いたら、"下駄と浴衣姿"に、はにかんだような笑顔。背中の帯にうちわを挟んでいた。髪をアップした姿も初めて。"ドキッ"とした。輝いていた。普段着で来た自分を恥ずかしく思った記憶。
1982年に5人のバンドとして、ラストのコンサートが日本武道館で行われました。いわゆる「日本武道館連続10日間公演」の最終日の模様の映像化作品。2007年発売。メンバーの楽曲も演奏されていてボリューム感満載。ただ、やはり見ていると一抹の寂しさを感じずにはいられません。「言葉にできない」では感極まり歌唱できない小田さんを見るたびに、自然とその心境に思いを馳せている自分に気が付きます。
- YES-YES-YES
1982年の通算24枚目のシングル曲。武道館ラストコンサートの最終日にの退場後に、会場の皆さんが大合唱していました。やはりこの楽曲は、"5人のオフコースのラスト"のイメージが強烈にあります。5人としての活動が終わることについて、小田さん、鈴木さんともに別々の番組でお話されているのを拝見しました。私にはそれだけで十分。"大好きなバンド"としてずっと私の中に刻まれている、それだけでいいと思っているのです。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんの歌唱・演奏が忘れられない。
サビ、大サビともキーがとても高いのですが、思い切り息を吸いシャウトする姿はパワーを感じます。斜め上からダウンワークで小田さんを捉えるアングルが素敵。私にとっても特別な一曲。(2002)。※
- Myこれ!Liteシリーズ 斉藤由貴 (斉藤由貴)
2010年のベストアルバム。デビュー曲から始まり、それまでのシングル曲を全12曲収録。歌声の"まっすぐさ"は最大の魅力のひとつ。気持ちを音符に乗せながらの耳馴染みのいい高音は、どこか懐かしさを覚えます。ときに"まろやか"、ときに"鋭く"放たれる歌声が、さまざまな表情を見せてくれている一枚。
1986年のシングル曲。アニメ主題曲。低音域から始まるローボイスは、後の駆け上がるサビへの序章として秀逸。言葉数が多くリズミカルなサビ歌唱が印象的です。アレンジがこの楽曲のもつ"明るさ"を華麗に飾っています。メロディーメーカーとしての才能が輝く、あのシンガーソングライターの作曲。
恒例の大晦日の歌番組での黒い帽子と大きな蝶ネクタイ姿がcuteでした。元気になりたいときによく聴いていたのと、塾をさぼってゲームセンターに行っていた記憶とリンクしていて、苦い思い出ながらも私の十代に欠かせない楽曲でした。
2002年のツアーの映像化作品。始まりのピアノソロから惹き込まれます。シングルヒット曲だけでなく、アルバム収録曲もふんだんに盛り込まれていて、その魅力を余すところなく感じることができます。ライブでのパフォーマンスはCDを聴くだけでは味わえないものばかり。個性的な歌詞は"ならでは"という感じ。メロディが持つテイストはデビュー時から不変で、普遍。いろんな"顔"が凝縮された一枚。
1996年のアルバム収録曲。
恋愛の入り口にいた私の"気持ちそのもの"でした。その人のカワイイ"この言葉の響き"を思い出します。歩きながら横でよく聴いた言葉。最小のlove-wordなのかもしれない。この楽曲とともに忘れないでしょう。可愛かった"あの響き"を。
- Blue Bird (コブクロ)
2011年のシングル曲。ストレートな歌詞が心打たれます。
あたかも"韻"を踏んでいるかのようなサビからのフレーズは、リズミカルで強烈に耳に残ります。初めて聴いた瞬間"いい曲だなぁ"と思いました。
初めてこの楽曲を聴いた場所を思い出せません。ただ、聴いてすぐにCDショップに行って買ったと思います。私にはとても珍しいこと。音楽的なことは分かりませんが、自分の記憶の奥底につながる何かがこの楽曲に含まれている気もします。惹きつけられた一曲。
- ZARD BEST~Request Memorial~ (ZARD)
1999年のベストアルバム。シングル曲をはじめアルバム収録曲も含め名曲揃い。流れるような展開で楽曲が進んでいき、聴き終わったときには、その才能の神髄に触れていたのだと実感しました。名盤。
- 雨に濡れて(ZYYG,REV,ZARD & WANDS )
アップテンポの楽曲で、疾走感漂うナンバー。同系列のグループとのコラボで、贅沢極まりない感じ。歌声が心地よくアレンジもオシャレで完成度の高さに唸ります。透明感にあふれ、美しく張りのある高音を自在に操っている感がありますが、ホントの魅力は低音部の歌唱にあるのではと思わせるほど響いてきます。魅力的な楽曲。
若い頃からいつも私の傍に、これらの楽曲たちがいました。人生を全力で駆け抜けていったボーカリスト...。数多くの楽曲を残してくれたことに感謝。
- 青春歌年鑑 1980 (オムニバス)
2000年のオムニバスアルバム。1980年のヒット曲ばかりを収録した作品。当時、青春時代だった人ならば誰もが知る楽曲たちで、"この1980(昭和55)年"を肌で感じることができる一枚。
- 裸足の季節 (松田聖子)
この年のデビューシングル曲。化粧品のCMソングでした。大ヒット曲・名曲ばかりで80年代当時のアイドルの頂点に立っていました。初々しくも伸びやかなまっすぐな歌声、そして高低自在の音感の鋭さ、わたし個人的に、あまたある名曲の中で、歌唱力の高さが最もよく感じられる一曲。新しい時代の幕開け。
当時の歌番組での、24曲ミニメドレーが忘れられません。4つの季節に合わせた衣装が素敵。約11分34秒(私のビデオデッキのカウンターでの計測です笑)にわたるメドレーを早着替えをしながら歌い切った直後の表情が素敵。
- 山本潤子 ゴールデン☆ベスト EMI Years (山本潤子)
2012年のベストアルバム。バンド時代の楽曲のセルフカバー、オリジナル曲も含めた16曲を収録。ラストの"あの名曲"の英語バージョンは貴重。一気に聴くと彼女の歌声の天賦の才能ぶりが際立って迫ってきます。
1976年のハイ・ファイ・セットのデビューシングル曲。後世に残る名曲中の名曲。もはや説明は不要でしょう。作詞作曲はあの一流女性シンガーソングライター。この曲を聴くと自分の青春時代をほろ苦く思い出します。今では他愛のないことでも、当時はドキドキしたりしていたこと。懐かしさが押し寄せてきます。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんとの演奏コラボが忘れられない。
潤子さんの歌う姿はカッコいいの一言。当時、ハイ・ファイ・セットとして活動されていました。低音から高音まで自在に操り、けれんみの無い声質が気持ちよく響きます。伸びのある歌声。歌唱力抜群でとにかく上手。ビブラートも美しい。セピア色に似たライティングに、わたしの青春時代の甘酸っぱい想い出が視覚的に蘇ってくる感覚。ほんの一瞬ですが小田さんの"聴き入っているような表情"が印象的。最高。(2004)。※
- REVIEW ~BEST OF GLAY~ (GLAY)
1997年のベストアルバム。バンド初期のシングル曲、アルバム曲を中心に収録されています。ロックからバラードまでと様々な"表情"を堪能できる一枚。躍動感あふれる歌声は、"お洒落な"エネルギーに満ち溢れています。名盤。
1995年のシングル曲。耳に残るメロディアスな曲調が何とも言えません。エレキアレンジも格好いい。ラブソングの名作が多いのですが、とりわけこの楽曲は"王道"としての地位にいると思っています。ボーカルの甘くハスキー気味の歌声が、哀愁とLOVEの世界へ連れて行ってくれるのです。サビのハイトーンはビブラートもキレイ。
当時の私に、この歌詞は共感以上のものを与えてくれていました。誕生日プレゼントにもらった"手作りのカセットテープ"。一曲目に入っていました。知らない楽曲も多かったのですが、一番惹かれた楽曲。
好きでこの曲を聴いていた、あの夏の日。
花火大会に行くために待ち合わせた駅の改札。ベンチに座り改札を眺めていたら、反対側から声がした。振り向いたら、"下駄と浴衣姿"に、はにかんだような笑顔。背中の帯にうちわを挟んでいた。髪をアップした姿も初めて。"ドキッ"とした。輝いていた。普段着で来た自分を恥ずかしく思った記憶。
- 青空 (織田哲郎)
1998年のシングル曲。ギターとドラムだけかと思わせるほどにシンプルで、まさに"直球勝負"を感じさせる一枚。テンポの速いメロディーラインに乗せる歌声は、"男の熱さ"のようなものを感じるのですが、どこか上品さを失わない魅力的な歌唱。そしてサビからのメリハリの効いた展開は、まさに真骨頂だと思います。
オシャレなサウンドを華麗に構築するメロディーメーカーという"私の"イメージを大きく変えた一曲。とにかくシンプルにギターをかき鳴らしているイメージ。それが衝撃でしたし、"シンプルさのカッコ良さ"というものを感じたと思います。スピード感のある楽曲で、数ある中でも名作。
2004年のベストアルバム。出演された同名刑事ドラマと映画に挿入歌として使用された楽曲、他のドラマ主題曲などが満載です。私の"憧れの大人の男性"でした。それは今も変りません。上品な歌唱は魅力的すぎ。何年かかろうとも、私が目指す大人の男性像に変わりはありません。
1987年のアルバム収録曲。出演していた刑事ドラマの挿入歌として使用されていました。この楽曲、アレンジのカッコよさが半端ではないと思います。テンポの速いメロデイーラインと硬派な力強い歌声とが絡み合って疾走感にあふれています。洒脱。
次は、第2弾です。