昭和から現在までの楽曲から、150曲を厳選した『私の青春プレイリスト』です(感想談付き)。
わたしの青春プレイリスト150曲!! part3
- LAST LULLABY FOR YOU (織田哲郎)
1983年のアルバム「VOICES」収録曲。静かにピアノで始まるこの楽曲、歌詞も哀切に溢れていて胸にグッときます。切ない歌声が堪らない。バラードの傑作です。サビらの波音のような展開が素晴らしすぎます。間奏のエレキも哀愁漂う音色で響き渡っています。お洒落でどこか都会的な雰囲気も感じさせる一曲。
初めて聞いたのは、シングル「青空」のカップリングだと思います。心をわしづかみにされた記憶があります。『ひとり』に浸りたいときに、聴いています。
- VIRGIN EYES (中山美穂)
1989年のシングル曲。アルバム「COLLECTION II」収録。シンガーソングライターとして実績充分のあの人の作曲。所々に彼女のエッセンスが散りばめられていて、それを見事に自分のものにして歌唱しダンスする姿は、見惚れてしまっていました。サビからの上下に行ったり来たりの音階を、魅力的な歌声で貫いています。
一人二役をこなした1987年のドラマ「おヒマなら来てよネ!」のラストシーンに流れたこの楽曲。美しいメロディーと切ない歌詞のバラードは、ドラマの内容に寄り添うかのように流れてきます。倉橋ルイ子さんのカバーだと知ったのはずっと後...。名曲。
- Lovers Luck (Single Version) (杉山清貴×大橋純子)
1997年のアルバム「 Honolulu City Lights(デジタル・リマスター)」収録曲。無尽蔵な声量のある二人のコラボレーションですが、初めて聴いたときはピンと来ませんでしたが、何回か聞くうちに二人の『いい所』が存分に発揮されていることに気が付きました。それ以来、この心地良い楽曲を聴くたびに爽快な気分へと誘ってくれるのです。素晴らしいハモリアレンジ。
- あの日 あの時 (小田和正)
2016年の通算5作目のベストアルバム。シングル曲をメインに全50曲というボリュームで、これまでのヒット曲の数々を追体験できます。どの楽曲もクオリティが高く輝いていると思います。新たに録音し直しているものも多く、一般的なベストアルバムで終わらないところが素敵。"新しい何か"を発見したりもしました。
1980年のバンド時代の通算20枚目のシングル曲。後にセルフカバー。イントロのアレンジから楽曲の世界が始まっています。今回のバージョンは以前より歌声が太く強く感じます。重厚感があり骨太な印象。お腹にずしっとくる感じ。サビのハイトーンには"力"を感じます。これまでのベストアルバムには収録されていなかったので、待ちに待っていた一曲。
姉のラジカセから流れていたと思います。エアチェックしたものかアルバムだったのか、覚えていません。たぶんカセットテープだったと思うのですが...。まだ自分が小さかった記憶。
- キラキラ (小田和正)
2002年のソロ通算21作目のシングル曲。ドラマ主題曲。爽やかなラブストーリーでした。リアルタイムで見ていたせいか、この楽曲を聴くとドラマのあらゆるシーンが思い出されます。ドラマの随所でこの楽曲のいろんなサントラが流れていて、それがまたお洒落。低音から高音へのジャンプを、お馴染みの硬質な声で軽々とこなす所はさすがの一言。高音域のシャウトも堪らない。サビ直前のアレンジも洒脱。まさに"キラキラしたラブソング"だと思います。私のお気に入りの一曲。
このドラマ「恋ノチカラ4巻セット [DVD]」はリアルタイムでも観ていましたが、2年後くらいの再放送(16:00くらいから)を録画して観ていたと思います。どうしてもDVDが欲しくなり、当時はネットショッピングが今ほど普及していなくて(少なくとも私がネットショッピングし始めたのはもっと後)、会社帰りに遠回りして家電量販店にDVD-BOXを買いに行きました。レジの後ろのガラスのショーケースにあるのを指さして「あれ買いたいのですが・・・」と恐る恐る言ったら、店員さんが「あぁ、今再放送しているやつですね」と言ってくれたことを思い出します。家に着いたのがだいぶ遅くなったけれど"ウキウキ"でした。私の大好きな女優さんが輝いています。
- GIFT (Mr.Children)
2008年のシングル曲。当時の公共放送のオリンピック・パラリンピックのテーマ曲。メッセージ性の強い歌詞には、選手たちの勝ち負けの本当の意味を重ね合わせてきていて、胸に響くものがあります。メロディー展開も大きなうねりを感じさせ、曲調に帯びたテーマ性は普遍性さえ感じます。この楽曲を聴くと、大会のあらゆる名場面が自然と蘇ってきます。
- 粉雪 (レミオロメン)
2005年のシングル曲。何となくサビは聴いたことがあるような気がしていましたが、ある番組でのカバー歌唱を観たのが、ほぼ初視聴だったと思います。カバーから入りオリジナルの良さに気付いた楽曲のひとつ。すぐにオリジナルを聴きましたが、マイナー調ながらもどこか仄かな白を連想させます。メロディー・歌詞ともに骨太な楽曲。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんのカバーが忘れられない。
サビでの切り裂くような硬質なハイトーンは、もはや真骨頂だ。ミラーボールがまるで満月を思わせるようで幻想的。"大勢の観客を前にギターを弾く背中姿"に心を奪われた。とてつもなく高い完成度に感動。(2006)。※
- ツヨク想う (絢香)
2012年の配信限定シングル曲。アルバム「レインボード」収録。初めて聴いたときの衝撃度は計り知れません。壮大なスケール感に一気に惹き込まれたことを記憶しています。マイナー調のこの楽曲、ドラマを見ているような強弱のメリハリの効いた旋律が心地いい。音域の高低差をものともしない歌唱力、体の内から放出される熱量に感嘆。歌唱における感情表現の豊かさは、まさに"表現者"。素晴らしい。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんとのコラボが忘れられない。
豊富な声量と抜群の歌唱力の高さを強く感じたことを思い出します。ワインレッドのライティングに白いピンスポがこの楽曲の世界にベストマッチ。間奏のエレキとバイオリンの音色がまた効いています。小田さんの硬めの声でのハモリアレンジが格好いいし清々しい。大サビでの二人を左からスライドして捉えるカメラワークは秀逸。(2012)。※
- 今日も どこかで (小田和正)
2008年のソロ通算26作目のシングル曲。この年のツアーのタイトル曲でもあります。朝の情報番組の2008年度テーマ曲。上品なコーラスをバックに、やさしく暖かみのある歌唱は心揺さぶられました。ミディアムテンポのメロディーと元気をもらえる歌詞とが融合し、気張りすぎない綺麗なハイトーンが素敵です。楽曲としての完成度も高くアレンジも凝ってはいますが、とても自然に聴こえてきます。また2曲目の、ライブで録音した会場のみんなとの大合唱バージョンは、その場の雰囲気を感じられ"一聴の価値"があると思います。
私が初めてライブを観に行ったのがこの2008年のツアー。ですからツアータイトル曲のこの楽曲には思い入れがひとしおです。初めて生で間近で歌唱・演奏する姿を見て、感動を通り越しました。帰りの電車の中では、しばし頭の中が空白。臨場感の迫力に圧倒されたことを思い出します。当日の会場で、大混雑の中をかき分けて売り場に行き、いろんなグッズを買ったことはいい思い出。
- 安全地帯 ゴールデン☆ベスト (安全地帯)
2017年のベストアルバム。2012年のアンコール盤。シングル曲を全17曲収録。安全地帯のすべてのエッセンスが分かる一枚。これらのメロディーと独自の世界観との融合に聴き惚れます。暖かみのある歌声は、高音域も苦も無く安定しており強弱のメリハリのつけた歌唱法は、もはや芸術的。
- 夏の終りのハーモニー (井上陽水・安全地帯)
1986年のデュエットシングル曲。荘厳なイントロの流麗さは秀逸。お二人の深みのある歌声が見事にリンクしていて、初めて聴いたときからこの楽曲の虜になっています。メロディーも素晴らしい。まろやかなハイトーンとお二人の合唱は素敵の一言。
夏の終わりに相応しい楽曲。それまでのエネルギッシュな夏からしっとりとした秋へと向かう情景を、美しい旋律と哀愁さえ感じる言葉の数々に魅了されています。
- 会いに行く (小田和正)
2018年のシングル曲(4曲入り)。あの『めざましテレビ』のテーマ曲。2008年の『今日も どこかで』以来2回目。詞の内容は、タイトルからも分かるように、小田さんのツアーへの想いが凝縮されています。「歌いに行く」ではなく「会いに行く」という感性にグッときました。メロディーラインも楽し気でみんなで歌える感じ。
- SINGLE HISTORY II 1983-1986(紙ジャケット仕様) (THE ALFEE)
1994年のベストアルバム。15作目から24作目までのシングル曲とカップリング曲、全20曲を収録。通して聴くと爽快の一言。耳馴染みが無くともカップリング楽曲も、その完成度の高さを実感できると思います。世の中に広く知られてからのシングル曲のオンパレードは圧巻。キャリアが長いので、印象深い年代は人それぞれかと思います。このシリーズは第3弾まで出ていますが、私としてはこの第2弾が珠玉の一枚。
1983年のシングル曲。この楽曲のヒットから快進撃が始まったと思っています。イントロの重厚なアレンジは迫力があり、途中からのテンポアップが疾走感を生み、ラストのサビへと繋がるメロディーライン展開がキレイで洒脱。忘れられない一曲。
少年スポーツクラブの旅行で一人一曲、夕食後に歌うことになっていました。記憶では、レコード店でこの楽曲のカラオケ用カセットテープを買ったと思います。旅行までの間、歌詞カードを見ながら家で練習。当日は、お座敷の前に出ていき、冷や汗をかきながらマイクを握った思い出。人生初カラオケとなった忘れられない一曲。
- BEST II (中森明菜)
1988年のベストアルバム。このシリーズは第3弾まで出ていますが、その第2弾。シングル曲全10曲を収録。歌唱力の高さは言わずもがなですが、この"時期"は表現者としての才能が一層開花している感じがします。どの楽曲も印象深く、楽曲ごとに様々な表情を見せる歌唱は芸術的。その魅力を堪能できる一枚。BESTⅠ、BESTⅢも合わせて持っておきたい感じ。
1987年のシングル曲。リズミカルなイントロが印象的。決して高くない音域を響く歌声で
カッコいい楽曲。歌番組では、華麗に舞うしなやかさと、凄みをも感じさせる歌声とのギャップに痺れました。今から振り返れば、この楽曲こそが"真骨頂"を体現していると実感するのです。
- 花束を君に (宇多田ヒカル)
2016年の宇多田ヒカルさんの配信限定シングル曲。アルバム「Fantome」収録。宇多田さんの"ゆらぎ"を放つ歌声は、デビュー当時からインパクトがありましたが、この楽曲を紅白歌合戦で聴いたときは震えました。感情が揺蕩うように自然と伝わってきたのを思い出します。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんとのコラボが忘れられない。
ステージの色彩のコントラストが素晴らしい。お二人の白と黒目の服のコントラストが美しく、上から照らす2本のピンスポが私を異空間に誘うようです。二人を遠目から映すシンプルなカメラワークにグッとくる。アコースティックに寄せたアレンジがいい。そして抜群の歌唱力と表現力に脱帽。小田さんのギターと洒脱なハモリが優しく包むよう。何か一流同士が言葉ではないところで会話しているような不思議な感覚に陥ったのを思い出します。心を激しく揺さぶられ、瞬きせず見入っていました。(2016年)。※
次は、第4弾です。