昭和から現在までの楽曲から、150曲を厳選した『私の青春プレイリスト』です(感想談付き)。
わたしの青春プレイリスト150曲!! part8
- 風のようにうたが流れていた DVD-BOX (小田和正)
2004年の同名番組のDVD作品。放送ではやむをえずカットされた楽曲やシーンも含まれていて、収録時の雰囲気を存分に味わうことができます。放送時より遥かに超える収録時間となっており、思いっきり堪能できる作品。
2005年のオリジナルアルバム収録曲。静かに始まるこの楽曲。歌詞はこの番組のテーマとなる歌への想いがつづられていると感じます。心地いい高音が、なだらかな音の階段を駆け上がっていくよう。サビからの切り裂くようなハイトーンが静寂のなかで響き渡っています。メリハリの効いたメロディーラインの展開が抜群で、シンプルな中にも鮮やかさを感じる歌唱がたまらない。名作。
- 綺麗 (サザンオールスターズ)
1983年のオリジナルアルバム。シングル曲、アルバム収録曲などバラエティに富んだ楽曲の数々を全14曲収録。初期のアルバムの中でも彩り豊かな、そしてバンドのエッセンスが存分に感じられる名盤。
1983年の当アルバム収録曲。鍵盤のイントロから涙腺が緩みそうになるのは何故でしょうか。哀愁と望郷の念を感じずにはいられないメロデイーライン。サビからの熱量のある歌唱とストレートな気持ちの歌詞が心を打ちます。間奏のエレキアレンジはグッと迫ってくる感じ。ラストにかけてのコーラスの"圧"が心地いい。名曲。
毎年夏に放送されていた"湘南"を舞台にしたドラマで初めて聴きました。'93秋SPのラストシーン。女性との別れの場面で流れたと思います。なんとも切なく、主人公が最後に伝える台詞が頭から離れない。
1999年のベストアルバム。このシリーズは3作品ありますが、その中から選んだ全15曲を収録。良曲ばかり。ストレートな歌い方と強烈な個性的メロディーは人の心を惹きつけてやみません。そして、これまでの歌謡曲の歌詞とは異なる"新しい詞"の世界を感じさせてくれたと思っています。手元に置いておきたい一枚。
1997年のアルバム曲。電話会社のCMソングでしたが、"いい楽曲"です。夕陽のイメージがあります。大ヒット曲で世に出てきた時は衝撃でした。ありふれた日常生活の描写やオリジナリティ溢れるメロデイーは斬新でした。また、こぶしを回さず"真っ直ぐな"歌声が、私の心に響いてくるのです。
思い出すのが、付き合っているのか、いないのかの曖昧な時期に想いを伝えられなかった私の"意気地のなさ"。
そんな私の気持ちと重なる部分が多い歌詞に共感していました。メロデイーラインがキレイで、どこか切なげで、ほろ苦い記憶を思い出してしまうのです。私の勝手な"夕陽"のイメージは、歌詞の内容に加えて、ライブDVDで観たライティングの残像からだと後々気付きました。
- 自己ベスト-2 (小田和正)
2007年の通算4作目のベストアルバム。前作の同名ベストアルバムの第2弾。2007年までのシングル曲をメインに、過去のアルバム収録曲やソロ以前のセルフカバー楽曲も収められていて、ギュっギュっと凝縮されています。前作同様、ウィンターパッケージ仕様も発売されました。ほとんどの楽曲がタイアップされていて、一度はどこかで耳にしたことの多い楽曲が揃っています。前作と合わせて名盤。
2007年のソロ通算25作目のシングル曲。ドラマ主題曲。サビでの硬質なハイトーンは、安定感抜群で爽快感満載。瑞々しいまでの歌詞が心に染みます。ストリングスやエレキの音色も美しく響き、アレンジも洒脱。リズミカルでポップなこの楽曲は、私の中での"ザ・ラブソング"。
この曲が好きだと言っていた。一緒に歩いているときに、「サビの歌詞を言われたら嬉しいもの」と言われたことが忘れられない。なかなか言葉にするのが照れ臭いほどの直球の歌詞が素敵。
以前、広告業界を舞台にしたフジテレビ系で放送された月9ドラマの主題曲( キラキラ )も担当されていましたが、楽曲とストーリーがマッチしていました。リアルタイムでも観ていましたが、2年後くらいの再放送(16:00くらいから)を録画して観ていたと思います。どうしてもDVDが欲しくなり、当時はネットショッピングが今ほど普及していなくて(少なくとも私がネットショッピングし始めたのはもっと後)、会社帰りに遠回りして家電量販店にDVD-BOXを買いに行きました。
レジの後ろのガラスのショーケースにあるのを指さして「あれ買いたいのですが・・・」と恐る恐る言ったら、店員さんが「あぁ、今再放送しているやつですね」と言ってくれたことを思い出します。家に着いたのがだいぶ遅くなったけれど"ウキウキ"でした。私の大好きな女優さんが輝いています。
- TUBEst II (TUBE)
1996年のベストアルバム。夏をいっぱいに感じられる一枚。これ以上の説明は必要ないのかもしれません。"The 夏"。これだけ特定の季節のイメージが定着しているバンドもそうはいないと思います。ロックからバラードまで彩り豊かな魅力満載。
1993年のシングル曲。バンドメンバー作曲の中でも、大ヒット曲だと思います。エレキのアレンジが重厚感に溢れ痺れるほどにカッコいいです。サビのメロディーラインも華麗に展開していき、山の頂きに立ったような爽快感に酔いしれました。
ボーカルの声量と歌唱力はデビュー時からの魅力です。思い出は、二人での夏の海岸道路のドライブ。助手席で無邪気に歌っていた声が懐かしい。どんな気持ちだったのか。お互いに若かったあの頃の記憶。
- SUMMER SELECTIONS (杉山清貴)
1990年のベストアルバム。シングル曲、アルバム収録曲など全16曲を収録しています。アルバムタイトルを想起させる夏色の名曲たちを収めた一枚。すべてに通底しているのは、"ザ・爽やかさ"と言っていいと思います。どれも軽快で心地いいハイトーンが耳を包み込んでくる感じ。作曲家としての才能も充分に発揮されており、名盤。追記:この楽曲のシングル版のジャケ写のカッコいいこと、この上ない。
- さよならのオーシャン
1986年のソロデビューシングル曲。重厚感いっぱいのイントロサウンドが華麗。エレキのキレが印象に残ります。透明感のある歌声が涼やかながらも、サビではパワーあるハイトーンが響き渡っています。アレンジワークも格好いい。高低音域を自由自在に行き来する安定した歌唱力に脱帽と感動。
私の青春は、これらの楽曲抜きには語ることができない。それほど影響を受け、その楽曲たちとともに青春を過ごしてきたのだ。レコードではなく、初めて買ったCDもソロデビュー曲だった。私の音楽の好みのテイストも、元をたどればここに行き付く。ジャケットスーツにサングラスがキマッていて、大人になったら絶対に真似しようと心に決めた記憶。
- THE BADDEST (久保田利伸)
1989年のベストアルバム。シングル曲を中心に全12曲を収録。日本人離れした歌唱力の高さは傑出しています。R&Bの要素を多分に感じさせるダンサブルな楽曲の数々は強烈な輝きを放っていて、聴く人の心を惹きつけてやみません。
1986年のシングル曲。静かな、そして鈴の音のような最初の一音から、すでにこの楽曲の世界観が始まっています。張りのある歌声が夜空に響く感じがして仕方がない。こんなに美しい楽曲があるのかと、当時私の心は鷲掴みにされました。歌詞も切々と心に響き、サビからのハイトーンへの展開が美しすぎる。作曲家としての才能も秀でていると感じます。名曲中の名曲。
初めて名前を目にしたのは、男性トップアイドルの歌唱時の楽曲テロップの"作曲"者名だったと思います。そしてデビューシングル曲を聴いたときは、歌の上手さに衝撃を受けました。天性の才能を感じてしまいます。
- Smile (岡本真夜)
1997年のオリジナルアルバム。ミリオンセラーを記録。明るく元気なポップなものから、しっとりとしたバラード、ダークネス感さえ感じる凄みのあるアップテンポ系までと、ふんだんにその魅力を感じることができる一枚。歌唱力は言うに及ばず、作曲家としての才能も変幻自在。
1997年のアルバム収録曲。アルバム「RISE I」収録。オーケストレーションのアレンジが感傷的な気分を運んできます。優しいメロディーラインに鼻の奥がツンと来そう。落ち着きのあるサビが秀逸。暖かくも純な想いの歌詞に、シンガーソングライターの力量の高さを感じずにはいられません。名曲。
美術館からの帰り電車のbox席。それまで結構歩いたので疲れたのでしょう、並んで座ってたら眠って肩にもたれかかってきました。その重みと無邪気な寝顔の記憶。対面席のおばさんに、"かわいいわね"と言われて小声で"はい"と答えた私。
- 失恋ソングス~卒業編 (オムニバス)
2005年のオムニバスアルバム。卒業をテーマにした言わずと知れた名曲を集めたアルバム(全15曲)。下記の楽曲ではないのですが、ラスト15曲目の楽曲がこのジャンルというのは私には意外でしたが、「ありかも」とも思います(題名を知らない人はいないかも?の映画の主題曲)。
- なごり雪 (イルカ)
1975年のシングル曲。卒業シーズンの定番曲であり名曲。やさしく包み込むような歌声と、情感たっぷりの歌詞が重なり合って暖かい。高低のあるメロディーラインが気持ちを波立たせるよう。柔かな高音がキレイで懐かしみと心地良さを感じます。名曲。
私が唯一ファンクラブに入っている小田さんのカバーが忘れられない。
ピアノの音色が美しい。ライティングが歌詞の情景描写を際立たせている。ゆっくりと決して急がないカメラワークが楽曲に深みを与えているようにさえ感じるのだ。そして、終始抑え気味ながらも、気持ちの揺れが伝わってくる歌唱姿に感涙。(2015)。
子供心に深く染み込んでいます。あまりにも有名なラストのフレーズは、シンプルな言葉ゆえに、主人公の本音が切々と伝わってきます。自分の実体験に照らして、そう思う人は多いのではないでしょうか。
2010年発売。この番組への出演回数も非常に多いと思います。同系列局の特番の映像も収録されており豪華。当時の多様なシンガーソングライター陣による楽曲は、魅力的です。しなやかさと凄みとを兼ね備えた、まさに傑出したシンガー。セットや振り付け、豪華な衣装でも楽しませてくれていました。一人の女性の、いや人としての成長していく姿は、魅力に溢れています。秀逸なカメラワークも見逃せない。歌唱する楽曲と常に真剣勝負。珠玉の名盤。
1984年のシングル曲。シンガーソングライターによる楽曲がとても多いですが、これもその一つ。低音域のしっかりした歌唱、声の強弱も自在に操る才能、これらは最大の魅力のひとつだと思っています。そして柔らかさ、しなやかさ、強さを兼ね備えたバフォーマンスは、歌手というジャンルを超えて表現者。アレンジがまたカッコいい。ビブラートのキレイな伸びは既に完成されている感じ。サビへ向けての疾走感溢れるテンポアップが洒脱。ポニーテールがよく似合う。80年代歌謡を語るとき、絶対的に必要なシンガー。
- 君がいたHoly Night (Sepia'n Roses)
1992年のシングル曲。アルバム「Stay Diamond」収録。バラエティ番組のエンディングテーマとして流れていました。サビの"5音"のインパクトが大。弾むようなリズムからのサビへの展開がキャッチーで、私好みのメロディーライン。間奏のアレンジもいい。とても好きな楽曲で、今でもよく聴いています。歌詞にも共感。
1999年のオリジナルアルバム。シングル曲とアルバム収録曲を全13曲を収録。ここではリマスター盤を紹介。透明感のある美しい歌声はどの楽曲でも感じられます。"言葉"を紡ぎ出すソングライティングの才能の豊かさは稀有。いろんな彩りのメロディと自分の歌詞とを溶け合わせるセンスが抜群で、クオリティの高さは傑出しています。切り裂くようなキレのある高音ボイスとは別に、低音域での安定した歌唱にこそシンガーとしての魅力の多くが詰まっているように思えてなりません。名盤。
- 息もできない
1998年のシングル曲。サビから始まる楽曲はいくつかありますが、この楽曲もそのひとつ。アレンジワークもカッコよく輝いている感じ。間奏のエレキのキレも秀逸です。割と低めの音符に丁寧に歌声を載せ、サビへと駆け上がっていく展開は美味。清涼感のある唯一無二の歌声は、神様からのプレゼントなのかもしれない。
大晦日の夜から元旦にかけて、二人で初詣に。寒さの中をかなりの距離を歩いていました。本殿までは長蛇の列で、なかなか辿り着きませんでした。はぐれないように手を握り、途中で列を離れて"露店の焼きそば"を分け合って食べた記憶。
- 伝えたい言葉 〜涙のおちる場所〜 (I WISH)
2003年のファーストアルバム。バンド初期のシングル曲、アルバム曲を中心に収録されています。ポップからバラードまでと幅広い"色"を堪能できる一枚。
2003年のファーストシングル曲。バラエティー番組の主題曲。イントロのピアノの一音一音が綺麗です。無理なくサビへ向かうメロディーの広がりは、未来への希望に満ち溢れている感じ。心地いい歌声はファルセットも含めて自然体。心に残っている一曲。
病気で苦しんでいた時に毎日のように聴いていて、随分と励まされました。聴くともなくCDをかけて、何とか前向きに考えようとしていた苦い記憶とともに、心の中にしまってある楽曲。
- Get Wild (TM NETWORK)
1987年のシングル曲。人気アニメ番組のエンディング曲でした。広く世間に認知されるキッカケになった楽曲といえよう。シンセサイザーのイントロが印象的。静かめのイントロから一気にスピード感のある旋律へ。サビのパンチ力も目を見張るものがあり、頭の中でループしてしまいます。バンドとしての実力、ボーカルの歌唱力など唯一無二かも。どこか都会的なサウンドは洒脱にして秀逸。
間違いなく一時代を築いた〇〇サウンド。〇〇ファミリーという言葉も生まれました。初めて聴いたのもこの楽曲。アニメのエンデイングシーンとこの楽曲はセットとして私の中にリンクされています。
- GOLDEN☆BEST 渡辺真知子 (渡辺真知子)
1980年のベストアルバム。シングル両面あわせて20曲を収録。まさにベスト版であり、伸びのあるパワフルな歌声には、どこか上品さを失わず声量も無尽蔵な感じ。シンガーソングライターとしての才能もいかんなく発揮されていて、"音楽の塊"といっても言い過ぎとは言えません。大好きです。
1980年のシングル曲。化粧品のCMでした。リズム感あるイントロから爽やかな歌声への流れるような入りに、心を鷲掴みにされました。何といっても飛び跳ねるような感覚が襲ってくるよう。低音からのサビ、そこからのパワフルな高音が堪らない。そしてタイトルの付け方がオシャレ。
次は、第9弾です。